この章で学ぶこと

数列は数学Bの最初の単元であり、「規則にしたがって並ぶ数の列」をどう式で表し、どう合計するかを一貫して学ぶ章である。等差数列・等比数列という2つの基本パターンから出発し、そのどちらにも当てはまらない数列はΣ記号や階差数列の技術で式にし、隣り合う項の関係だけで定義された数列(漸化式)は特性方程式によって等比数列に帰着させて解く。最後に学ぶ数学的帰納法は、無限に続く自然数すべてについての主張を、たった2つの有限のステップで証明しきる強力な道具であり、この章で導いた和の公式そのものを検証する場面でも使われる。数学Iの1次関数・2次関数で慣れた「式とグラフの対応」という見方はここでも活きており、Σ計算で身につける総和の考え方は、数学IIIで学ぶ微分・積分の土台にもつながっている。また、この章で鍛える「規則性を見抜いて式に翻訳する」姿勢は、次の第2章「統計的な推測」で確率変数の期待値・分散をΣで計算していく場面にそのまま引き継がれる。

学習の順路

下から順番に読み進めよう。1〜2で「足していく数列」「かけていく数列」という2つの基本形を固め、3で一般の数列の和とΣ記号の使い方を身につける。4ではその力を使って漸化式(隣り合う項の関係式)を解き、5では章全体で扱ってきた公式の正しさを厳密に証明する方法を学ぶ、という流れになっている。

  1. 1. 等差数列 ― 一定の数を足していく数列の一般項と、和の公式(両端をペアにする発想)を学ぶ。
  2. 2. 等比数列 ― 一定の数をかけていく数列の一般項と、和の公式(rSnとの差をとる発想)を学ぶ。
  3. 3. いろいろな数列とΣ ― Σの3つの基本公式、階差数列から一般項を求める方法、部分分数分解による和(telescoping)を学ぶ。
  4. 4. 漸化式 ― 隣り合う項の関係式から一般項を求める方法。特性方程式で等比数列に帰着させる技術が中心。
  5. 5. 数学的帰納法 ― 「1枚目のドミノが倒れる」「k枚目が倒れればk+1枚目も倒れる」の2ステップで、すべての自然数についての主張を証明する方法を学ぶ。

要点整理 等差数列・等比数列の一般項と和

2つの数列はどちらも「初項に何かを1回ずつ加える/かける」という同じ構造をしているが、加えるか・かけるかの違いが、増え方の見た目をまったく別物にする。

等差数列(足していく)
一般項 \(a_n=a+(n-1)d\)
和 \(S_n=\dfrac{n(a_1+a_n)}{2}=\dfrac{n\{2a+(n-1)d\}}{2}\)
導出:\(S_n\)を逆順に並べて足すと、どの組も和が\(a_1+a_n\)でそろう。
等比数列(かけていく)
一般項 \(a_n=a\,r^{\,n-1}\)
和(\(r\ne1\)) \(S_n=\dfrac{a(r^{\,n}-1)}{r-1}\) (\(r=1\)なら\(S_n=na\))
導出:\(S_n\)と\(rS_n\)の差をとると、途中の項がすべて打ち消し合う。
公差が負の等差数列の和の最大値(いつ使うか) 項がだんだん減ってやがて負になるとき、和\(S_n\)は「項が正である間だけ足したとき」に最大になる。\(a_n\ge0\)を満たす最後の\(n\)を不等式で求める方法と、\(S_n\)を\(n\)の2次式とみて頂点にいちばん近い自然数を求める方法の、どちらでも同じ答えにたどり着く(検算にも使える)。

要点整理 Σの計算と階差数列

等差・等比のどちらでもない数列の和を求めるには、まず3つの基本公式に分解する。それでも解けない「隣の項との差」や「分数の和」には、階差数列とtelescopingという専用の道具を使う。

Σの基本公式(多項式の和はここに分解する)
\(\displaystyle\sum_{k=1}^{n} k = \dfrac{1}{2}n(n+1)\)、 \(\displaystyle\sum_{k=1}^{n} k^2 = \dfrac{1}{6}n(n+1)(2n+1)\)、 \(\displaystyle\sum_{k=1}^{n} k^3 = \left\{\dfrac{1}{2}n(n+1)\right\}^2\)、 \(\displaystyle\sum_{k=1}^{n} c = nc\)
階差数列(いつ使うか)
隣り合う項の差\(b_n=a_{n+1}-a_n\)が\(n\)の式で表せるとき、\(n\ge2\)で\(\displaystyle a_n=a_1+\sum_{k=1}^{n-1}b_k\)。求めた式が\(n=1\)でも成り立つかは必ず別に確認する。
\(S_n\)から\(a_n\)を求める(いつ使うか)
初項から第\(n\)項までの和\(S_n\)の式が先に与えられているとき、\(a_1=S_1\)、\(n\ge2\)で\(a_n=S_n-S_{n-1}\)。この式も\(n=1\)で成り立つとは限らないので、必ず検算する。
部分分数分解(telescoping、いつ使うか) \(\dfrac{1}{k(k+1)}\)のような分数の和は3つの基本公式に直接当てはまらない。\(\dfrac{1}{k}-\dfrac{1}{k+1}\)の形に分解して書き並べると、真ん中の項がすべて打ち消し合い、最初と最後だけが残る。

要点整理 漸化式の解法選び

漸化式は右辺の形を見るだけで、どの武器を使うかがほぼ決まる。丸暗記ではなく「右辺に何が付いているか」で判断する練習をしておこう。

\(a_{n+1}=a_n+d\)(等差型)
足す量が一定 → そのまま等差数列の公式。
\(a_{n+1}=ra_n\)(等比型)
かける量が一定 → そのまま等比数列の公式。
\(a_{n+1}=a_n+f(n)\)(階差型)
足す量が\(n\)で変わる → 階差数列としてΣで組み立てる。
上の3タイプに当てはまらない(例:\(a_{n+1}=pa_n+q\))ときは、両辺が同じ値\(\alpha\)だけずれていると考える
↓
特性方程式 \(\alpha=p\alpha+q\) を解いて\(\alpha\)を求め、もとの式と辺々引く:\(a_{n+1}-\alpha=p(a_n-\alpha)\)
↓
数列\(\{a_n-\alpha\}\)は公比\(p\)の等比数列。一般項を求めてから\(\alpha\)を戻す
右辺に\(q^n\)が付いているとき(おきかえ型) \(a_{n+1}=pa_n+q^n\)の形は、両辺を\(q^{\,n+1}\)で割って\(b_n=\dfrac{a_n}{q^n}\)とおくと、\(b_{n+1}=(\text{何か})b_n+(\text{定数})\)の形に帰着し、上と同じ特性方程式の手順が使える。最後に\(b_n\)から\(a_n\)に戻すのを忘れないこと。

要点整理 数学的帰納法の型

数学的帰納法は「(i)出発点+(ii)連鎖」の2ステップだけで無限個の場合をまとめて証明する。何を証明したいかによって、手順(ii)でやることの中身が変わる。

共通の骨組み(ドミノ2ステップ)
(i) \(n=1\)のとき成り立つことを示す(1枚目が倒れる)
(ii) \(n=k\)で成り立つと仮定して、\(n=k+1\)でも成り立つことを示す(連鎖が途切れない)
等式の証明
仮定した式の両辺に、新しく増えた1項を加えて計算し、\(n=k+1\)の場合の右辺と一致することを示す。
不等式の証明
仮定した不等式を何倍かしてから、大小関係をもう一段評価して\(n=k+1\)の式を導く。
倍数の証明
仮定(ある整数\(m\)を用いて□=倍数×\(m\))を代入し、最後に共通因数としてくくり出す。
漸化式との融合(いつ使うか) 一般項が予想しにくい漸化式は、まず\(a_1,a_2,a_3,\ldots\)を実際に計算して規則性を推測し、その推測が正しいことを数学的帰納法で証明する、という2段構えで解く。手順(ii)では、仮定した\(a_k\)の式を漸化式に代入して\(a_{k+1}\)を計算する。
まとめテスト(標準)

この章全体を横断する総合演習、全25問。目標時間は30分。答えを入力して「採点」を押すと○×が出るぞ。分数は「-1/2」のように入力。
わからないときは「解説を見る」で解き方を確認しよう。

基本(1〜15)
1
等差数列・一般項

数列 \(6,\ 11,\ 16,\ 21,\ \ldots\) は等差数列である。公差 \(d\) と、一般項を \(a_n=pn+q\) の形で表したときの \(p,\ q\) を求めよ。

\(d=\)  \(p=\)  \(q=\)
解説を見る
隣り合う項の差より \(d=11-6=5\)。 一般項は \(a_n=6+(n-1)\times5=5n+1\)。 \(d=5,\ p=5,\ q=1\)
2
等差数列・特定項(公差が負)

初項8、公差\(-3\)の等差数列の第9項を求めよ。

\(a_9=\)
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\(a_n=8+(n-1)\times(-3)\) \(a_9=8+8\times(-3)=8-24=-16\) \(a_9=-16\)
3
等差数列・和

初項3、公差4の等差数列について、初項から第15項までの和 \(S_{15}\) を求めよ。

\(S_{15}=\)
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\(a_n=3+(n-1)\times4=4n-1\) \(a_{15}=4\times15-1=59\) \(S_{15}=\dfrac{15(a_1+a_{15})}{2}=\dfrac{15(3+59)}{2}=\dfrac{15\times62}{2}=465\) \(S_{15}=465\)
4
等比数列・特定項

初項4、公比3の等比数列の第5項を求めよ。

\(a_5=\)
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一般項は \(a_n=4\cdot3^{\,n-1}\)。 \(a_5=4\times3^4=4\times81=324\) \(a_5=324\)
5
等比数列・和(公比が負)

初項2、公比\(-2\)の等比数列について、初項から第5項までの和 \(S_5\) を求めよ。

\(S_5=\)
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\(S_5=\dfrac{2\left\{(-2)^5-1\right\}}{-2-1}=\dfrac{2\times(-33)}{-3}=\dfrac{-66}{-3}=22\) 検算:\(2-4+8-16+32=22\) \(S_5=22\)
6
Σの基本公式

\(\displaystyle\sum_{k=1}^{6} k\) の値を求めよ。

値
解説を見る
\(\displaystyle\sum_{k=1}^{6} k = \dfrac{1}{2}\cdot6\cdot7 = 21\) 21
7
Σの基本公式(k³)

\(\displaystyle\sum_{k=1}^{5} k^3\) の値を求めよ。

値
解説を見る
\(\displaystyle\sum_{k=1}^{5} k^3 = \left(\dfrac{1}{2}\cdot5\cdot6\right)^2 = 15^2 = 225\) 225
8
Σの計算(2項に分ける)

\(\displaystyle\sum_{k=1}^{4} (3k-1)\) の値を求めよ。

値
解説を見る
\(\displaystyle\sum_{k=1}^{4}(3k-1) = 3\sum_{k=1}^{4}k-\sum_{k=1}^{4}1 = 3\times10-4 = 26\) 検算:\(2+5+8+11=26\) 26
9
階差数列

数列 \(\{a_n\}\) は \(a_1=2\)、階差数列 \(b_n=3n\)(\(b_n=a_{n+1}-a_n\))を満たす。\(a_4\) を求めよ。

\(a_4=\)
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\(\displaystyle a_4=a_1+\sum_{k=1}^{3}b_k=2+\sum_{k=1}^{3}3k=2+3\times(1+2+3)=2+18=20\) 検算(1歩ずつ):\(a_1=2\)、\(a_2=2+3=5\)(\(b_1=3\))、\(a_3=5+6=11\)(\(b_2=6\))、\(a_4=11+9=20\)(\(b_3=9\))。 \(a_4=20\)
10
漸化式(等差型)

\(a_1=5,\ a_{n+1}=a_n+4\) の一般項を \(a_n=pn+q\) の形で表すとき、\(p,\ q\) を求めよ。

\(p=\)  \(q=\)
解説を見る
等差型なので \(a_n=a_1+(n-1)\times4=5+4n-4=4n+1\)。 \(p=4,\ q=1\)
11
漸化式(等比型)

\(a_1=2,\ a_{n+1}=3a_n\) のとき、\(a_5\) を求めよ。

\(a_5=\)
解説を見る
等比型なので \(a_n=2\cdot3^{\,n-1}\)。 \(a_5=2\times3^4=2\times81=162\) \(a_5=162\)
12
漸化式(pan+q型)

\(a_1=4,\ a_{n+1}=2a_n+3\) について、特性方程式の解 \(\alpha\) と \(a_4\) を求めよ。

\(\alpha=\)  \(a_4=\)
解説を見る
\(\alpha=2\alpha+3\) より \(-\alpha=3,\ \alpha=-3\)。 \(a_n+3=(a_1+3)2^{\,n-1}=7\cdot2^{\,n-1}\) より \(a_n=7\cdot2^{\,n-1}-3\)。 検算(1歩ずつ):\(a_1=4\)、\(a_2=2\times4+3=11\)、\(a_3=2\times11+3=25\)、\(a_4=2\times25+3=53\)。 \(\alpha=-3,\ a_4=53\)
13
数学的帰納法・等式

等式 \(1+3+5+\cdots+(2n-1)=n^2\) を数学的帰納法で証明する。\(n=1\) のとき左辺・右辺の値、また \(n=6\) のときの右辺の値を求めよ。

n=1の左辺  n=1の右辺  n=6の右辺
解説を見る
(i) \(n=1\):左辺\(=1\)、右辺\(=1^2=1\)。一致するので成り立つ。 (ii) \(n=k\)で成り立つと仮定:\(1+3+\cdots+(2k-1)=k^2\)。両辺に次の奇数\(2(k+1)-1=2k+1\)を加えると\(k^2+(2k+1)=(k+1)^2\)となり、これは\(n=k+1\)の場合の右辺と一致する。 (i)(ii)より すべての自然数nで成り立つ(n=6の右辺は\(6^2=36\))
14
数学的帰納法・不等式

不等式 \(2^n>n\)(\(n\ge1\))を数学的帰納法で証明する。\(n=1\) のときの左辺・右辺、また \(n=5\) のときの左辺・右辺を求めよ。

n=1の左辺  n=1の右辺  n=5の左辺  n=5の右辺
解説を見る
(i) \(n=1\):左辺\(=2\)、右辺\(=1\)。\(2>1\)より成り立つ。 (ii) \(n=k\)で成り立つと仮定:\(2^k>k\)。両辺を2倍すると\(2^{k+1}>2k\)。\(k\ge1\)より\(2k=k+k\ge k+1\)なので\(2^{k+1}>2k\ge k+1\)、つまり\(2^{k+1}>k+1\)。 (i)(ii)より すべての自然数nで\(2^n>n\)が成り立つ(n=5では\(32>5\))
15
数学的帰納法・倍数

すべての自然数 \(n\) について \(n^3-n\) は \(6\) の倍数であることを証明する。\(n=1\) と \(n=2\) のときの値をそれぞれ求めよ。

n=1の値  n=2の値
解説を見る
\(n=1\):\(1^3-1=0\)(\(0\)は\(6\)の倍数)。\(n=2\):\(2^3-2=6\)(\(6\)は\(6\)の倍数)。どちらも成り立っている。 (証明の骨格は、(ii)で\(k^3-k=6m\)と仮定し、\((k+1)^3-(k+1)=(k^3-k)+3k(k+1)\)と変形して、連続する2整数の積\(k(k+1)\)が必ず偶数であることを使い、全体が\(6\)の倍数になることを示す。) n=1の値は\(0\)、n=2の値は\(6\)(どちらも6の倍数)
発展(16〜25)
16
等差中項

3つの数 \(x-2,\ 3x,\ 4x+3\) がこの順に等差数列をなすとき、\(x\) の値を求めよ。

\(x=\)
解説を見る
3数が等差数列をなす条件は「まん中の数の2倍=両端の和」。 \(2\times3x=(x-2)+(4x+3)\) \(6x=5x+1\) \(x=1\) 検算:\(x=1\)のとき3数は\(-1,\ 3,\ 7\)。公差はどちらも4で等差数列になっている。 \(x=1\)
17
等差数列・2条件から和の最大

ある等差数列で、第3項が15、第7項が\(-1\)であるとき、初項から第 \(n\) 項までの和が最大になるときの \(n\) と、その最大値を求めよ。

\(n=\)  最大値
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公差は \(d=\dfrac{a_7-a_3}{7-3}=\dfrac{-1-15}{4}=-4\)。 初項は \(a_1=a_3-2d=15-2\times(-4)=15+8=23\)。 \(a_n=23+(n-1)\times(-4)=27-4n\) \(a_n\ge0\)を解くと\(27-4n\ge0\)より\(n\le6.75\)。\(n\)は自然数なので\(n=6\)(\(a_6=27-24=3\)は正、\(a_7=27-28=-1\)は負で、与えられた\(a_7=-1\)とも一致する)。 \(S_6=\dfrac{6(a_1+a_6)}{2}=\dfrac{6(23+3)}{2}=3\times26=78\) \(n=6\)のとき最大値\(78\)
18
Snからanを求める(n≧2の場合分け・n=1で不成立)

数列 \(\{a_n\}\) の初項から第 \(n\) 項までの和が \(S_n=3n^2+n+5\) で表されるとき、\(a_1\) を求めよ。また \(n\ge2\) のときの一般項を \(a_n=pn+q\) の形で表し、\(p,\ q\) を求めよ(この式が \(n=1\) でも成り立つかどうかも確かめること)。

\(a_1=\)  \(p=\)  \(q=\)
解説を見る
\(a_1=S_1=3\times1^2+1+5=9\) \(n\ge2\)のとき\(a_n=S_n-S_{n-1}\)を計算する。 \(S_{n-1}=3(n-1)^2+(n-1)+5=3n^2-6n+3+n-1+5=3n^2-5n+7\) \(a_n=(3n^2+n+5)-(3n^2-5n+7)=6n-2\)(\(n\ge2\)) この式に\(n=1\)を代入すると\(6\times1-2=4\)となるが、実際の\(a_1=9\)とは一致しない。つまりこの\(a_n=6n-2\)は\(n\ge2\)でしか使えず、\(a_1\)は別に求めた値をそのまま使う必要がある。 \(a_1=9\)、\(n\ge2\)のとき\(a_n=6n-2\)(\(p=6,\ q=-2\)、この式はn=1では成り立たない)
19
漸化式・おきかえ型

\(a_1=2,\ a_{n+1}=2a_n+3^n\) の一般項を \(a_n=A\cdot3^{\,n}+B\cdot2^{\,n-1}\) の形で表すとき、\(A,\ B\) と \(a_4\) を求めよ。

\(A=\)  \(B=\)  \(a_4=\)
解説を見る
両辺を\(3^{\,n+1}\)で割り\(b_n=\dfrac{a_n}{3^n}\)とおくと\(b_{n+1}=\dfrac{2}{3}b_n+\dfrac{1}{3}\)。特性方程式\(\beta=\dfrac{2}{3}\beta+\dfrac{1}{3}\)より\(\beta=1\)。 \(b_1=\dfrac{2}{3}\)より\(b_n-1=\left(\dfrac{2}{3}-1\right)\left(\dfrac{2}{3}\right)^{n-1}=-\dfrac{1}{3}\left(\dfrac{2}{3}\right)^{n-1}\)。 \(b_n=1-\dfrac{1}{3}\left(\dfrac{2}{3}\right)^{n-1}\)、\(a_n=3^n\,b_n=3^n-3^{\,n-1}\left(\dfrac{2}{3}\right)^{n-1}=3^n-2^{\,n-1}\)。 検算(1歩ずつ):\(a_1=3-1=2\)(条件と一致)、\(a_2=2\times2+3=7\)(公式も\(9-2=7\))、\(a_3=2\times7+9=23\)(公式も\(27-4=23\))、\(a_4=2\times23+27=73\)(公式も\(81-8=73\))。 \(A=1,\ B=-1,\ a_4=73\)(\(a_n=3^n-2^{\,n-1}\))
20
漸化式(pan+q型)・検算重視

\(a_1=1,\ a_{n+1}=3a_n+2\) の一般項を \(a_n=A\cdot3^{\,n-1}-B\) の形で表すとき、\(A,\ B\) と \(a_5\) を求めよ。

\(A=\)  \(B=\)  \(a_5=\)
解説を見る
特性方程式\(\alpha=3\alpha+2\)より\(-2\alpha=2,\ \alpha=-1\)。 \(a_n+1=(a_1+1)3^{\,n-1}=2\cdot3^{\,n-1}\)より\(a_n=2\cdot3^{\,n-1}-1\)。 検算(1歩ずつ):\(a_1=1\)、\(a_2=3\times1+2=5\)(公式も\(2\times3-1=5\))、\(a_3=3\times5+2=17\)(公式も\(2\times9-1=17\))、\(a_4=3\times17+2=53\)、\(a_5=3\times53+2=161\)。 \(A=2,\ B=1,\ a_5=161\)
21
漸化式・特性方程式の解と初項が一致する特殊ケース

\(a_1=2,\ a_{n+1}=3a_n-4\) のとき、\(a_{10}\) を求めよ。

\(a_{10}=\)
解説を見る
特性方程式\(\alpha=3\alpha-4\)より\(-2\alpha=-4,\ \alpha=2\)。ところが初項がすでに\(a_1=2=\alpha\)。 \(a_n-2=(a_1-2)3^{\,n-1}=0\times3^{\,n-1}=0\)なので、\(a_n=2\)がすべての\(n\)で成り立つ(定数列)。 実際に\(a_2=3\times2-4=2\)、\(a_3=3\times2-4=2,\ldots\)と、ずっと\(2\)のまま変わらない。 \(a_{10}=2\)
22
数学的帰納法・等式(Σとの融合)

等式 \(\displaystyle\sum_{k=1}^{n} k(k+2)=\dfrac{n(n+1)(2n+7)}{6}\) を数学的帰納法で証明する。\(n=1\) のとき左辺・右辺の値、また \(n=4\) のときの右辺の値を求めよ。

n=1の左辺  n=1の右辺  n=4の右辺
解説を見る
(i) \(n=1\):左辺\(=1\times3=3\)、右辺\(=\dfrac{1\times2\times9}{6}=3\)。一致するので成り立つ。 (ii) \(n=k\)で成り立つと仮定:\(\displaystyle\sum_{k=1}^{k}\)(略記)\(=\dfrac{k(k+1)(2k+7)}{6}\)。両辺に次の項\((k+1)(k+3)\)を加えて通分し\((k+1)\)でくくると、\(n=k+1\)の場合の右辺\(\dfrac{(k+1)(k+2)(2k+9)}{6}\)と一致することが示せる。 (i)(ii)より すべての自然数nで成り立つ(n=4の右辺は\(\dfrac{4\times5\times15}{6}=50\)、検算:\(1\times3+2\times4+3\times5+4\times6=3+8+15+24=50\))
23
階差数列(等比型)

数列 \(\{a_n\}\) は \(a_1=1\)、階差数列 \(b_n=2^n\)(\(b_n=a_{n+1}-a_n\))を満たす。一般項 \(a_n\) を求め、\(a_6\) を求めよ。

\(a_n=2^n-\)  \(a_6=\)
解説を見る
\(n\ge2\)のとき \(\displaystyle a_n=a_1+\sum_{k=1}^{n-1}b_k=1+\sum_{k=1}^{n-1}2^k=1+(2^n-2)=2^n-1\) (Σの中は初項2・公比2・項数\(n-1\)の等比数列の和で\(\dfrac{2(2^{\,n-1}-1)}{2-1}=2^n-2\)) \(n=1\)を代入して確認:\(2^1-1=1\)となり\(a_1=1\)と一致する。よってこの式はすべての\(n\)で成り立つ。 検算(1歩ずつ):\(a_1=1,\ a_2=1+2=3,\ a_3=3+4=7,\ a_4=7+8=15,\ a_5=15+16=31,\ a_6=31+32=63\)。公式でも\(2^6-1=63\)。 \(a_n=2^n-1\)(すべてのnで成立)、\(a_6=63\)
24
漸化式との融合(推測してから帰納法で証明)

\(a_1=3,\ a_{n+1}=2a_n-1\) で定められる数列 \(\{a_n\}\) について、一般項を \(a_n=A\cdot2^{\,n-1}+C\) の形に推測したとき、\(A,\ C\) の値を求めよ。また \(a_6\) の値を求めよ。

\(A=\)  \(C=\)  \(a_6=\)
解説を見る
項を計算する。\(a_1=3,\ a_2=2\times3-1=5,\ a_3=2\times5-1=9,\ a_4=2\times9-1=17,\ a_5=2\times17-1=33,\ a_6=2\times33-1=65\)。 それぞれから\(1\)を引くと\(2,4,8,16,32,64\)となり、初項2、公比2の等比数列に見える。よって\(a_n-1=2\cdot2^{\,n-1}\)、すなわち 推測:\(a_n=2\cdot2^{\,n-1}+1\)(A=2, C=1) 数学的帰納法で証明する。(i) \(n=1\):\(2\cdot2^0+1=2+1=3\)。\(a_1=3\)と一致するので成り立つ。 (ii) \(n=k\)で成り立つと仮定:\(a_k=2\cdot2^{\,k-1}+1\)。漸化式に代入すると \(a_{k+1}=2a_k-1=2(2\cdot2^{\,k-1}+1)-1=2\cdot2^{\,k}+2-1=2\cdot2^{\,k}+1=2\cdot2^{\,(k+1)-1}+1\) これは推測した式で\(n\)を\(k+1\)に置き換えた式そのものである。 (i)(ii)より すべての自然数nで\(a_n=2\cdot2^{\,n-1}+1\)が成り立つ(a6=65)
25
部分分数分解(telescoping)・章の総合

\(\dfrac{1}{(3k-2)(3k+1)}=\dfrac{1}{3}\left(\dfrac{1}{3k-2}-\dfrac{1}{3k+1}\right)\) を用いて \(\displaystyle\sum_{k=1}^{n} \dfrac{1}{(3k-2)(3k+1)}\) を計算すると \(\dfrac{n}{3n+\text{ア}}\) の形になる。アの値と、\(n=8\) のときの値を求めよ。

ア=  n=8のときの値
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与えられた分解式を使ってΣを書き並べる。 \(\displaystyle\sum_{k=1}^{n} \dfrac{1}{(3k-2)(3k+1)} = \dfrac{1}{3}\sum_{k=1}^{n}\left(\dfrac{1}{3k-2}-\dfrac{1}{3k+1}\right)\) \(= \dfrac{1}{3}\left\{\left(\dfrac{1}{1}-\dfrac{1}{4}\right)+\left(\dfrac{1}{4}-\dfrac{1}{7}\right)+\cdots+\left(\dfrac{1}{3n-2}-\dfrac{1}{3n+1}\right)\right\}\) 真ん中が打ち消し合い、最初の\(\dfrac{1}{1}\)と最後の\(-\dfrac{1}{3n+1}\)だけが残る。 \(= \dfrac{1}{3}\left(1-\dfrac{1}{3n+1}\right) = \dfrac{1}{3}\cdot\dfrac{3n}{3n+1} = \dfrac{n}{3n+1}\) \(n=8\)を代入:\(\dfrac{8}{3\times8+1}=\dfrac{8}{25}=0.32\) 検算(\(n=2\)):与式は\(\dfrac{1}{1\times4}+\dfrac{1}{4\times7}=\dfrac{1}{4}+\dfrac{1}{28}=\dfrac{7+1}{28}=\dfrac{8}{28}=\dfrac{2}{7}\)。公式に\(n=2\)を代入すると\(\dfrac{2}{7}\)で一致。 \(\displaystyle\sum_{k=1}^{n} \dfrac{1}{(3k-2)(3k+1)}=\dfrac{n}{3n+1}\)、\(n=8\)のとき\(\dfrac{8}{25}=0.32\)
記述チャレンジ

答えだけでなく「なぜそうなるか」を文章と式で書く練習。模範解答と見比べて、書き方の型を身につけよう。

記1

等差数列の和の公式は「\(S_n\)を逆順に並べて足す」ことで導かれ、等比数列の和の公式は「\(S_n\)と\(rS_n\)の差をとる」ことで導かれる。この2つの導出は一見まったく違う操作に見えるが、実は共通する発想がある。その共通点を、それぞれの導出の要点に触れながら説明せよ。

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等差数列の和の公式の導出では、\(S_n=a_1+a_2+\cdots+a_n\)という式と、それを逆順に並べた\(S_n=a_n+a_{n-1}+\cdots+a_1\)という式の2つを用意し、この2つをたてに足し合わせる。等差数列では隣り合う項が一定の差\(d\)で変化するため、上下でペアになる項の和はどの組も\(a_1+a_n\)で必ずそろう。この「そろった値」が\(n\)組できるので、\(2S_n=n(a_1+a_n)\)という単純な形にまとまり、和の公式が得られる。 等比数列の和の公式の導出では、\(S_n=a+ar+ar^2+\cdots+ar^{n-1}\)という式と、その両辺に公比\(r\)をかけた\(rS_n=ar+ar^2+\cdots+ar^n\)という式の2つを用意し、今度は引き算する。等比数列では隣り合う項が一定の比\(r\)で変化するため、\(rS_n\)の各項はもとの\(S_n\)の項をちょうど1つずつずらしたものになっており、引き算すると中間の項がすべて打ち消し合って、最初と最後の項だけが残る。 一見すると、一方は「並べ方を変えて足す」、もう一方は「かけてから引く」というまったく別の操作に見える。しかし共通しているのは、どちらも同じ数列を2通りの形で書き表し、その2つを組み合わせることで、求めたい\(S_n\)自身を1個ずつ足す面倒な計算をせずに済ませているという発想である。等差数列では「対にすると和が一定になる」という性質を使い、等比数列では「ずらすと項が重なって消える」という性質を使っており、どちらも数列の規則性(一定の差、一定の比)を逆手にとって、公式という1つの式に圧縮している点で本質的に同じ発想だといえる。 どちらも「同じ数列を2通りに書いて組み合わせる」ことで、1項ずつ足す代わりに求めたい和を一気に求める発想を共有している。等差数列は「対にすると和が一定になる」性質を、等比数列は「ずらすと項が重なって消える」性質を、それぞれ利用している。
記2

この章では、一般項がすぐにはわからない数列を扱うために「階差数列(Σで組み立てる)」「特性方程式(漸化式を等比数列に帰着させる)」「数学的帰納法(推測して証明する)」という3つの道具を学んだ。数列 \(a_1=1,\ a_{n+1}=a_n+3n+1\) の一般項を求めるには、この3つのうちどれが最も適切か、理由とともに述べよ。また実際にその方法で一般項を求めよ。

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この漸化式\(a_{n+1}=a_n+3n+1\)は、右辺が「\(a_n\)そのもの+\(n\)の式」という形になっている。特性方程式が使えるのは\(a_{n+1}=pa_n+q\)のように\(a_n\)に何倍かがかかっている場合であり、この式は\(a_n\)の係数が\(1\)なので、その帰着テクニックの出番ではない。また、数学的帰納法は「推測した式が正しいこと」を証明する道具であって、そもそもの一般項を導き出す道具ではないため、先に何らかの方法で式を推測する必要がある。 これに対して、隣り合う項の差\(a_{n+1}-a_n=3n+1\)がちょうど\(n\)の式になっているので、これは階差数列そのものである。階差数列がわかっていれば、Σを使って直接一般項を組み立てられるため、推測や場合分けの手間なく最短で答えにたどりつける。よって、この3つの中では階差数列(Σで組み立てる方法)が最も適切である。 実際に求める。\(b_n=3n+1\)とすると、\(n\ge2\)のとき \(\displaystyle a_n=a_1+\sum_{k=1}^{n-1}b_k=1+\sum_{k=1}^{n-1}(3k+1)=1+3\cdot\dfrac{(n-1)n}{2}+(n-1)\) \((n-1)\)でくくって整理すると \(=1+(n-1)\left(\dfrac{3n}{2}+1\right)=1+\dfrac{(n-1)(3n+2)}{2}\) 分子をそろえて計算する。 \((n-1)(3n+2)=3n^2+2n-3n-2=3n^2-n-2\) \(a_n=\dfrac{2+3n^2-n-2}{2}=\dfrac{3n^2-n}{2}=\dfrac{n(3n-1)}{2}\) \(n=1\)を代入して確認すると\(\dfrac{1\times2}{2}=1\)となり、\(a_1=1\)と一致するので、この式はすべての\(n\)で成り立つ。 検算(1歩ずつ):\(a_2=a_1+(3\times1+1)=1+4=5\)(公式も\(\dfrac{2\times5}{2}=5\))、\(a_3=a_2+(3\times2+1)=5+7=12\)(公式も\(\dfrac{3\times8}{2}=12\))。一致する。 階差数列(Σで組み立てる方法)が最も適切。\(a_n=\dfrac{n(3n-1)}{2}\)(すべてのnで成立)
共通テスト形式チャレンジ

大問1 目標時間 8分/配点 20点

太郎さんは、毎月はじめに貯金箱にお金を入れることにした。1か月目は1000円入れ、2か月目以降は毎月200円ずつ増やして入れていく(1か月目1000円、2か月目1200円、3か月目1400円、…)。次の会話を読んで、あとの問いに答えよ。

花子「これって、数列の考え方が使えそうだね。」
太郎「うん。\(n\)か月目に入れる金額を\(a_n\)円として、まず式で表してみよう。」
(1)

\(n\)か月目に入れる金額 \(a_n\) を \(n\) の式で表すと \(a_n=\boxed{\text{アイウ}}\,n+\boxed{\text{エオカ}}\) である。

アイウ エオカ
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初項\(1000\)、公差\(200\)の等差数列なので \(a_n=1000+200(n-1)=200n+1000-200=200n+800\) 検算:\(n=1\)のとき\(200+800=1000\)(条件と一致)、\(n=2\)のとき\(400+800=1200\)(条件と一致)。 \(a_n=200n+800\)
(2)

先生「\(n\)か月間の貯金の合計金額を\(S_n\)円としよう。」

(1)の結果を用いて \(S_n\) を \(n\) の式で表すと \(S_n=\boxed{\text{キクケ}}\,n^2+\boxed{\text{コサシ}}\,n\) である。

キクケ コサシ
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等差数列の和の公式を使う。 \(S_n=\dfrac{n(a_1+a_n)}{2}=\dfrac{n\{1000+(200n+800)\}}{2}=\dfrac{n(1800+200n)}{2}=900n+100n^2\) \(S_n=100n^2+900n\)
(3)

花子「貯金の合計金額がはじめて10000円を超えるのは何か月目か知りたいな。」

(2)の結果を用いて、\(n=6\) と \(n=7\) のときの \(S_n\) をそれぞれ計算し比べることで、合計金額がはじめて10000円を超えるのは \(n=\boxed{\text{ス}}\) か月目であることがわかる。

ス
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(2)の\(S_n=100n^2+900n\)に代入して比べる。 \(n=6\):\(S_6=100\times36+900\times6=3600+5400=9000\)(10000円以下) \(n=7\):\(S_7=100\times49+900\times7=4900+6300=11200\)(10000円を超える) \(n=6\)ではまだ10000円を超えておらず、\(n=7\)ではじめて超えるので、答えは\(n=7\)。 \(n=7\)か月目

大問2 目標時間 8分/配点 20点

先生と生徒が、氷水につけたペットボトルの温度変化について話している。次の会話を読んで、あとの問いに答えよ。

生徒「最初(1回目の測定)の温度は80℃でした。その後1分ごとに測定します。」
先生「ある回の温度と水温4℃との差が、次の回にはちょうど半分になっているとしよう。\(n\)回目の測定での温度を\(a_n\)(℃)とすると、どんな式で表せるかな。」
生徒「\(a_1=80\)、そして\(a_{n+1}-4=\dfrac{1}{2}(a_n-4)\)、つまり\(a_{n+1}=\dfrac{1}{2}a_n+2\)になります。」
(1)

この漸化式の特性方程式 \(\alpha=\dfrac{1}{2}\alpha+2\) を解くと、\(\alpha=\boxed{\text{ア}}\) である。これは、時間が十分に経ったときにこの温度が近づいていく値(水温)を表している。

ア
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\(\alpha=\dfrac{1}{2}\alpha+2\) \(\dfrac{1}{2}\alpha=2\) \(\alpha=4\) これは水温\(4\)℃に対応しており、時間が経つほど温度がこの値に近づいていくことを表している。 \(\alpha=4\)
(2)

もとの漸化式と(1)の特性方程式を辺々引くことで、一般項は \(a_n=\boxed{\text{エ}}+\boxed{\text{オカ}}\left(\dfrac{1}{2}\right)^{n-\boxed{\text{キ}}}\) と表せる。エ、オカ、キの値を求めよ。

エ オカ キ
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もとの漸化式\(a_{n+1}=\dfrac{1}{2}a_n+2\)と特性方程式\(\alpha=\dfrac{1}{2}\alpha+2\)(\(\alpha=4\))を辺々引くと \(a_{n+1}-4=\dfrac{1}{2}(a_n-4)\) 数列\(\{a_n-4\}\)は公比\(\dfrac{1}{2}\)の等比数列で、初項は\(a_1-4=80-4=76\)。よって \(a_n-4=76\left(\dfrac{1}{2}\right)^{n-1}\) \(a_n=4+76\left(\dfrac{1}{2}\right)^{n-1}\) 検算:\(n=1\)のとき\(4+76\times1=80\)(条件と一致)、\(n=2\)のとき\(4+76\times\dfrac{1}{2}=4+38=42\)。実際に\(a_2=\dfrac{1}{2}\times80+2=40+2=42\)(一致)。 \(a_n=4+76\left(\dfrac{1}{2}\right)^{n-1}\)
(3)

(2)の結果を用いて \(n=7\) と \(n=8\) のときの \(a_n\) をそれぞれ計算することで、温度がはじめて5℃以下になるのは \(\boxed{\text{ク}}\) 回目の測定であることがわかる。

ク
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(2)の\(a_n=4+76\left(\dfrac{1}{2}\right)^{n-1}\)に代入して比べる。 \(n=7\):\(\left(\dfrac{1}{2}\right)^6=\dfrac{1}{64}\)、\(a_7=4+\dfrac{76}{64}=4+1.1875=5.1875\)(まだ5℃を超えている) \(n=8\):\(\left(\dfrac{1}{2}\right)^7=\dfrac{1}{128}\)、\(a_8=4+\dfrac{76}{128}=4+0.59375=4.59375\)(はじめて5℃以下になる) 8回目の測定