数列の基本用語
数を一定の順序で並べたものを「数列」という。数列の中の1つ1つの数を「項」と呼び、前から順に第1項、第2項、第3項、…という。最初の項を「初項」、項の個数を「項数」、最後の項があるときはそれを「末項」という。
たとえば \(a_n = 3n-1\) という一般項なら、\(a_1=2,\ a_2=5,\ a_3=8,\ \ldots\) という数列になる。
等差数列の一般項
隣り合う項の差がつねに一定である数列を「等差数列」といい、その一定の差を「公差」という(記号 \(d\))。初項を \(a\)、公差を \(d\) とすると、項は1つ進むごとに \(d\) ずつ増えていく。
\(a_2 = a+d\)
\(a_3 = a+2d\)
\(\vdots\)
\(a_n = a+(n-1)d\)(等差数列の一般項)
例題1 初項3、公差4の等差数列の一般項 \(a_n\) を求め、第10項を求めよ。
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例題2 ある等差数列で、\(a_4=13,\ a_5=19\) のとき、公差 \(d\)・初項 \(a_1\)・一般項 \(a_n\) を求めよ。
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等差数列の和
初項から第 \(n\) 項までの和 \(S_n\) を求める公式を導いてみよう。天才数学者ガウスが子供のころ、1から100までの和を求める課題を出されたとき、\((1+100)+(2+99)+\cdots+(50+51)=101\times50=5050\) のように両端をペアにして一瞬で答えたという逸話が有名だ。この「両端をペアにする」考え方が、等差数列の和の公式のもとになっている。
\(S_n = a_1+a_2+\cdots+a_{n-1}+a_n\)
\(S_n = a_n+a_{n-1}+\cdots+a_2+a_1\)(逆順)
上下をたてに足すと、どの組も和は \(a_1+a_n\) で一定になり、それが \(n\) 組できるので
\(2S_n = n(a_1+a_n)\)
\(S_n = \dfrac{n(a_1+a_n)}{2} = \dfrac{n\{2a+(n-1)d\}}{2}\)
例題 初項2、公差5の等差数列について、初項から第15項までの和 \(S_{15}\) を求めよ。
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和の最大値(項が正の間だけ足す)
公差が負の数である等差数列は、項がだんだん小さくなり、やがて0を割ってマイナスになる。マイナスの項まで足すと合計はそこから減っていくので、\(S_n\) が最大になるのは「項が正である間だけ足したとき」。つまり \(a_n \ge 0\) を満たす最後の \(n\) まで足せばよい。
方法1 \(a_n \ge 0\) を満たす最大の自然数 \(n\) を求める(不等式を解く)。
方法2 \(S_n\) を \(n\) の2次式とみて平方完成し、頂点にいちばん近い自然数 \(n\) を求める(数I 2次関数の最大値・最小値と同じ考え方)。
例題 初項50、公差\(-3\)の等差数列について、初項から第 \(n\) 項までの和 \(S_n\) が最大になるときの \(n\) と、その最大値を求めよ。
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数列 \(6,\ 10,\ 14,\ 18,\ \ldots\) は等差数列である。公差 \(d\) を求めよ。
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初項\(-2\)、公差5の等差数列の第6項を求めよ。
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一般項が \(a_n=4n-7\) で表される等差数列の第9項を求めよ。
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ある等差数列で \(a_4=13,\ a_5=19\) のとき、公差 \(d\) を求めよ。
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初項3、公差2の等差数列について、初項から第12項までの和を求めよ。
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初項7、末項67、項数16の等差数列の和を求めよ。
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初項30、公差\(-4\)の等差数列の第11項を求めよ。
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初項5、公差\(-3\)の等差数列の一般項を整理すると \(a_n=pn+q\) の形になる。\(p,\ q\) の値を求めよ。
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ある等差数列で \(a_3=11,\ a_7=23\) のとき、初項 \(a_1\) と公差 \(d\) を求めよ。
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ある等差数列で \(a_4=2,\ a_{10}=20\) のとき、公差 \(d\) と初項 \(a_1\) を求めよ。
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初項2、公差3の等差数列について、初項から第 \(n\) 項までの和が155であるとき、\(n\) の値を求めよ。
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公差が3で、初項から第20項までの和が650である等差数列の初項 \(a_1\) を求めよ。
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数列 \(7,\ 11,\ 15,\ \ldots,\ 99\) は等差数列である。この数列の項数を求めよ。
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数列 \(7,\ 11,\ 15,\ \ldots,\ 99\)(項数24)の和を求めよ。
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ある等差数列で、第3項が8、初項から第6項までの和が57であるとき、初項 \(a_1\) と公差 \(d\) を求めよ。
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ある等差数列で \(a_5=1,\ a_9=-11\) のとき、一般項を整理した \(a_n=pn+q\) の \(p,\ q\) の値を求めよ。
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初項\(-5\)、公差4の等差数列について、初項から第 \(n\) 項までの和 \(S_n\) を整理すると \(S_n=an^2+bn\) の形になる。\(a,\ b\) の値を求めよ。
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ある等差数列で、初項から第10項までの和が210、初項から第5項までの和が55であるとき、初項 \(a_1\) と公差 \(d\) を求めよ。
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ここから先はPDF限定の腕試し。3数が等差数列をなす条件や、和が最大になるnの応用、調和数列の入り口まで、入試の基礎レベルに挑戦しよう。
3つの数 \(x-1,\ 2x+1,\ 4x-5\) がこの順に等差数列をなすとき、\(x\) の値を求めよ。
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初項50、公差\(-4\)の等差数列について、初項から第 \(n\) 項までの和が最大になるときの \(n\) と、その最大値を求めよ。
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ある等差数列の一般項が \(a_n=45-6n\) で表される。この数列の初項から第 \(n\) 項までの和が最大になるときの \(n\) と、その最大値を求めよ。
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数列 \(\dfrac{1}{2},\ \dfrac{1}{5},\ \dfrac{1}{8},\ \dfrac{1}{11},\ \ldots\) は、各項の逆数をとった数列が等差数列になっている(このような数列を「調和数列」という)。逆数の数列の公差を求め、さらにもとの数列の第6項を求めよ。
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ある等差数列で \(a_5=7,\ a_{10}=-8\) のとき、この数列の初項から第 \(n\) 項までの和が最大になるときの \(n\) と、その最大値を求めよ。