この章で学ぶこと

図形と方程式は、数A「図形の性質」で扱った点・直線・円のさまざまな性質を、座標という数の情報に置きかえて、計算だけで扱えるようにする章である。ここで中心となる「2点間の距離の公式」は三平方の定理そのものであり、円の一般形を標準形に直す計算は、数I「2次関数」で身につけた平方完成をそのまま再利用する。前章「複素数と方程式」で鍛えた、式を正確に展開・整理する力もそのまま土台になる。この章で学ぶ「動く点を\(\mathrm{P}(x,\ y)\)とおいて、条件をそのまま式にする」という軌跡の考え方は、後の数C「平面上の曲線」で楕円や双曲線を同じ枠組みで扱うときの出発点になる。次章「三角関数」では、この章で学ぶ円の方程式のうち半径1の円(単位円)が主役になり、座標平面上の円という同じ図形が、角度と結びついた新しい関数を定義する舞台に生まれ変わっていく。

学習の順路

下から順番に読み進めよう。1で「点」の扱い方(距離・内分外分・重心・対称点)を固め、2で「直線」を式で表す技術に進み、3で「円」を標準形・接線・位置関係まで仕上げ、4で「軌跡と領域」として、1〜3で学んだ道具をすべて使いこなす、という流れになっている。

  1. 1. 点と座標・内分外分 ― 2点間の距離、内分点・外分点・重心・対称点の座標を、公式1本ずつ順番に身につける。
  2. 2. 直線の方程式 ― 傾きと1点、または2点から直線の式を作り、平行・垂直の判定、点と直線の距離を学ぶ。
  3. 3. 円の方程式 ― 標準形・一般形、円と直線の位置関係、接線の公式、2円の位置関係を学ぶ。
  4. 4. 軌跡と領域 ― \(\mathrm{P}(x,\ y)\)とおいて条件を式にする軌跡の考え方、不等式が表す領域、領域内の最大値・最小値を学ぶ。

要点整理 点と直線の公式

この章の計算はすべて「2点間の距離」から始まる。まずこの1本を軸に、内分・外分・重心・対称点、そして直線の式までを一直線につなげておこう。

2点間の距離 \(\mathrm{A}(x_1,\ y_1)\)、\(\mathrm{B}(x_2,\ y_2)\)について \(\mathrm{AB}=\sqrt{(x_2-x_1)^2+(y_2-y_1)^2}\)
いつ使うか:座標だけで長さ・半径・等距離条件を扱いたいとき。図をかいて三平方の定理を毎回確かめる代わりに、この1本で済ませられる。
内分点\((m:n)\)
\(\left(\dfrac{nx_1+mx_2}{m+n},\ \dfrac{ny_1+my_2}{m+n}\right)\)
線分の内側の点。\(m=n\)なら中点。
外分点\((m:n,\ m\ne n)\)
\(\left(\dfrac{-nx_1+mx_2}{m-n},\ \dfrac{-ny_1+my_2}{m-n}\right)\)
内分点の公式の\(n\)を\(-n\)にするだけ。
重心
\(\left(\dfrac{x_1+x_2+x_3}{3},\ \dfrac{y_1+y_2+y_3}{3}\right)\)
3頂点の座標をそれぞれ平均するだけ。
対称点(点\(\mathrm{A}(a,\ b)\)を基準) \(x\)軸:\((a,\ -b)\) \(y\)軸:\((-a,\ b)\) 原点:\((-a,\ -b)\)
点\(\mathrm{C}\)に関して対称な点\(\mathrm{B}\)は\(\mathrm{B}=2\mathrm{C}-\mathrm{A}\)(\(\mathrm{C}\)が線分ABの中点になる、という考え方を逆に使う)
直線の方程式 傾き\(m\)、点\((x_1,\ y_1)\)を通る直線 \[ y-y_1=m(x-x_1) \] 2点しかわからないときは、先に傾き\(m=\dfrac{y_2-y_1}{x_2-x_1}\)を計算してから、この形に戻せばよい。
特殊な直線 \(x\)座標が等しい2点を通る直線は、傾きが定義できない縦の直線\(x=k\)。\(y\)座標が等しい2点を通る直線は横の直線\(y=k\)。\(y=ax+b\)の形では書けないので別枠で覚える。
平行 \(l_1 \parallel l_2 \iff m_1=m_2\)(傾きが等しい)
垂直 \(l_1 \perp l_2 \iff m_1m_2=-1\)(傾きの積が\(-1\))
点と直線の距離 点\((x_0,\ y_0)\)と直線\(ax+by+c=0\)の距離 \[ d=\dfrac{|ax_0+by_0+c|}{\sqrt{a^2+b^2}} \]
手順1 直線が\(y=mx+n\)の形なら\(mx-y+n=0\)の一般形に直す
↓
手順2 \(a,\ b,\ c\)と点の座標\((x_0,\ y_0)\)を公式に代入する
↓
手順3 絶対値をはずしてから、分母の根号を有理化する

要点整理 円の公式

円は「中心からの距離が一定」という条件を式にしただけの図形。円と直線・円と円の関係も、結局は「距離」と「半径」の大小比較に帰着する。

標準形 \((x-a)^2+(y-b)^2=r^2\) → 中心\((a,\ b)\)、半径\(r\)がそのまま読み取れる。
一般形 \(x^2+y^2+lx+my+n=0\) → \(x,\ y\)をそれぞれ平方完成すれば標準形に戻せる(数I「2次関数」と同じ操作)。
\(d<r\)
2点で交わる
(共有点2個)
\(d=r\)
接する
(共有点1個)
\(d>r\)
共有点なし
(0個)

ここでの\(d\)は、円の中心と直線の距離(前ページの点と直線の距離の公式をそのまま使う)。「直線を円の式に代入して2次方程式の判別式を見る」方法でも同じ結論になるが、距離で比べる方が計算が軽い。

円の接線(円周上の点\((x_1,\ y_1)\)における)
中心が原点\((x^2+y^2=r^2)\):\(x_1x+y_1y=r^2\)
中心が\((a,\ b)\):\((x_1-a)(x-a)+(y_1-b)(y-b)=r^2\)
円周上にない点や、傾きだけわかる直線が接線になる条件を求めたいときは、この公式は使えない。「未知数を1つおいた直線」を用意し、中心からの距離=半径という式を立てて解く。
2円の位置関係(中心間の距離\(d\)、半径\(r_1 \ge r_2\))
\(d>r_1+r_2\) 離れている → 共通接線4本
\(d=r_1+r_2\) 外接 → 共通接線3本
\(|r_1-r_2|<d<r_1+r_2\) 2点で交わる → 共通接線2本
\(d=|r_1-r_2|\)(\(r_1\ne r_2\)) 内接 → 共通接線1本
\(d<|r_1-r_2|\) 一方が内部 → 共通接線0本

要点整理 軌跡と領域の考え方

軌跡も領域も、やり方はいつも同じ:動く点を\(\mathrm{P}(x,\ y)\)とおいて、与えられた条件をそのまま\(x,\ y\)の式に翻訳する。この1つの手順が、内分点・重心のような個別の公式を知らない条件にもそのまま通用する。

手順1 動く点を\(\mathrm{P}(x,\ y)\)とおく
↓
手順2 与えられた条件を、そのまま\(x,\ y\)の式に書き換える(距離の条件は2乗してルートを消すと扱いやすい)
↓
手順3 式を整理して軌跡の方程式を求める。除外される点がないかも確認する
アポロニウスの円 2定点からの距離の比\(\mathrm{PA}:\mathrm{PB}=m:n\)を満たす点Pの軌跡は、比が\(1:1\)のときだけ直線(垂直二等分線)になり、比が\(1:1\)でないときは必ず円になる。「2定点+距離の条件」が出てきたら、まず比が\(1:1\)かどうかを確認しよう。
不等式の表す領域
直線\(y=ax+b\):\(y>ax+b\)は直線の上側、\(y<ax+b\)は下側。
円\((x-a)^2+(y-b)^2=r^2\):\(<r^2\)は円の内部、\(>r^2\)は外部。
どちら側か迷ったら、境界線上にない点(原点が便利)を代入して確かめる。連立不等式の領域は、それぞれの領域の共通部分。
手順1 連立不等式が表す領域を図示し、頂点の座標をすべて求める(2直線の交点を連立方程式で計算)
↓
手順2 目的の式(\(x+y\)など)に、それぞれの頂点の座標を代入して値を計算する
↓
手順3 最大の値が最大値、最小の値が最小値。目的の式が\(x,\ y\)の1次式のときだけ使える方法
まとめテスト(標準)

この章全体を横断する総合演習、全25問。目標時間は30分。答えを入力して「採点」を押すと○×が出るぞ。分数は「-1/2」のように入力。
わからないときは「解説を見る」で解き方を確認しよう。

基本(1〜15)
1
2点間の距離

2点 \(\mathrm{A}(1,\ 5)\)、\(\mathrm{B}(4,\ 1)\) の距離を求めよ。

距離
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横の差:\(4-1=3\)、縦の差:\(1-5=-4\) \(\mathrm{AB}=\sqrt{3^2+(-4)^2}=\sqrt{9+16}=\sqrt{25}=5\) 距離は \(5\)
2
内分点

2点 \(\mathrm{A}(2,\ 3)\)、\(\mathrm{B}(8,\ 15)\) を \(1:2\) に内分する点\(\mathrm{P}\)の座標を求めよ。

\(\mathrm{P}\)の座標 \(x=\)  \(y=\)
解説を見る
\(m=1,\ n=2\) \(x=\dfrac{2\times2+1\times8}{1+2}=\dfrac{4+8}{3}=\dfrac{12}{3}=4\)、\(y=\dfrac{2\times3+1\times15}{1+2}=\dfrac{6+15}{3}=\dfrac{21}{3}=7\) 点\(\mathrm{P}\)の座標は \((4,\ 7)\)
3
外分点

2点 \(\mathrm{A}(1,\ 1)\)、\(\mathrm{B}(4,\ 7)\) を \(2:1\) に外分する点\(\mathrm{Q}\)の座標を求めよ。

\(\mathrm{Q}\)の座標 \(x=\)  \(y=\)
解説を見る
\(m=2,\ n=1\) \(x=\dfrac{-1\times1+2\times4}{2-1}=\dfrac{-1+8}{1}=7\)、\(y=\dfrac{-1\times1+2\times7}{2-1}=\dfrac{-1+14}{1}=13\) 点\(\mathrm{Q}\)の座標は \((7,\ 13)\)
4
三角形の重心

3点 \(\mathrm{A}(1,\ 5)\)、\(\mathrm{B}(4,\ -1)\)、\(\mathrm{C}(7,\ 2)\) を頂点とする三角形の重心\(\mathrm{G}\)の座標を求めよ。

\(\mathrm{G}\)の座標 \(x=\)  \(y=\)
解説を見る
\(x=\dfrac{1+4+7}{3}=\dfrac{12}{3}=4\)、\(y=\dfrac{5+(-1)+2}{3}=\dfrac{6}{3}=2\) 重心\(\mathrm{G}\)の座標は \((4,\ 2)\)
5
傾きと1点を通る直線

傾き \(-2\)、点 \((3,\ 1)\) を通る直線の方程式を \(y=ax+b\) の形で求めよ。

\(a=\)  \(b=\)
解説を見る
\(y-1=-2(x-3)\) \(y=-2x+6+1\) \(y=-2x+7\)
6
2点を通る直線

2点 \((1,\ 2)\)、\((4,\ 11)\) を通る直線の方程式を \(y=ax+b\) の形で求めよ。

\(a=\)  \(b=\)
解説を見る
傾き \(=\dfrac{11-2}{4-1}=\dfrac{9}{3}=3\) \(y-2=3(x-1)\) \(y=3x-1\)
7
垂直な直線

直線 \(y=-2x+4\) に垂直で、点 \((4,\ 3)\) を通る直線の方程式を \(y=ax+b\) の形で求めよ。

\(a=\)  \(b=\)
解説を見る
垂直なので \(-2\times m=-1\) より \(m=\dfrac{1}{2}\)。 \(y-3=\dfrac{1}{2}(x-4)\) \(y=\dfrac{1}{2}x-2+3\) \(y=\dfrac{1}{2}x+1\)
8
点と直線の距離

点 \((1,\ -2)\) と直線 \(3x-4y+2=0\) の距離を求めよ。

距離
解説を見る
\(d=\dfrac{|3\times1-4\times(-2)+2|}{\sqrt{3^2+(-4)^2}}=\dfrac{|3+8+2|}{5}=\dfrac{13}{5}\) 距離は \(\dfrac{13}{5}\)(\(=2.6\))
9
標準形の読み取り

円 \((x+2)^2+(y-5)^2=49\) の中心の座標と半径を求めよ。

中心 \(x=\)  \(y=\)  半径 \(r=\)
解説を見る
\((x+2)^2=(x-(-2))^2\) から中心の\(x\)座標は\(-2\)、\((y-5)^2\)から\(y\)座標は\(5\)。\(49=7^2\)より半径は\(7\)。 中心 \((-2,\ 5)\)、半径 \(7\)
10
一般形→標準形

円 \(x^2+y^2-2x+6y+1=0\) の中心の座標と半径を求めよ。

中心 \(x=\)  \(y=\)  半径 \(r=\)
解説を見る
\(x^2-2x=(x-1)^2-1\) \(y^2+6y=(y+3)^2-9\) \((x-1)^2-1+(y+3)^2-9+1=0\) \((x-1)^2+(y+3)^2=9\) 中心 \((1,\ -3)\)、半径 \(3\)
11
円と直線の位置関係

円 \(x^2+y^2=8\) と直線 \(x-y-4=0\) の共有点の個数を求めよ。

共有点の個数
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中心 \((0,0)\)、半径 \(r=\sqrt8=2\sqrt2\)。 \(d=\dfrac{|0-0-4|}{\sqrt{1^2+(-1)^2}}=\dfrac{4}{\sqrt2}=2\sqrt2\) \(d=r\) なので接する(共有点1個)。 共有点は1個
12
円の接線

円 \(x^2+y^2=20\) 上の点 \((2,\ 4)\) における接線の方程式を \(y=ax+b\) の形で求めよ。

\(a=\)  \(b=\)
解説を見る
公式 \(x_1x+y_1y=r^2\) に \((x_1,y_1)=(2,4)\) を代入する。 \(2x+4y=20\) \(y=-\dfrac{1}{2}x+5\) \(a=-\dfrac{1}{2}\)、\(b=5\)
13
軌跡:等距離

2定点 \(\mathrm{A}(2,\ 5)\)、\(\mathrm{B}(6,\ -1)\) から等距離にある点\(\mathrm{P}\)の軌跡を、直線 \(y=ax+b\) の形で求めよ。

\(a=\)  \(b=\)
解説を見る
\(\mathrm{P}(x,\ y)\) とおく。条件は \(\mathrm{PA}=\mathrm{PB}\)、両辺2乗して \(\mathrm{PA}^2=\mathrm{PB}^2\)。 \(\mathrm{PA}^2=(x-2)^2+(y-5)^2=x^2+y^2-4x-10y+29\) \(\mathrm{PB}^2=(x-6)^2+(y+1)^2=x^2+y^2-12x+2y+37\) \(\mathrm{PA}^2=\mathrm{PB}^2\) より \(-4x-10y+29=-12x+2y+37\) \(8x-12y-8=0\)、両辺を4で割って \(2x-3y-2=0\) \(y=\dfrac{2}{3}x-\dfrac{2}{3}\)(線分ABの垂直二等分線)
14
アポロニウスの円

2定点 \(\mathrm{A}(0,\ 0)\)、\(\mathrm{B}(8,\ 0)\) に対し、\(\mathrm{PA}:\mathrm{PB}=1:3\) を満たす点\(\mathrm{P}\)の軌跡を求めよ。中心の座標と半径を答えよ。

中心 \((\) , \()\) 半径
解説を見る
\(\mathrm{P}(x,\ y)\) とおく。\(\mathrm{PA}:\mathrm{PB}=1:3\) より \(\mathrm{PB}=3\mathrm{PA}\)、両辺2乗して \(\mathrm{PB}^2=9\mathrm{PA}^2\)。 \((x-8)^2+y^2=9(x^2+y^2)\) 展開して整理:\(x^2-16x+64+y^2=9x^2+9y^2\) → \(-8x^2-16x+64-8y^2=0\) \(-8\)で割って \(x^2+2x-8+y^2=0\)、平方完成して \((x+1)^2-1-8+y^2=0\) → \((x+1)^2+y^2=9\) 中心 \((-1,\ 0)\)、半径 \(3\) の円
15
領域の判定

不等式 \((x+1)^2+(y-2)^2 \le 16\) の表す領域に、点 \((3,\ 5)\) は含まれるか。含まれるなら「○」、含まれないなら「×」を入力せよ。

解説を見る
\((3+1)^2+(5-2)^2=16+9=25\)。\(25>16\) なので不等式(\(\le16\))を満たさない。 ×(含まれない)
発展(16〜25)
16
対称点の逆算

点 \(\mathrm{A}(3,\ -2)\) を、点\(\mathrm{B}\)に関して対称移動した点が \(\mathrm{C}(9,\ 4)\) であるとき、点\(\mathrm{B}\)の座標を求めよ。

\(\mathrm{B}\)の座標 \(x=\)  \(y=\)
解説を見る
「\(\mathrm{B}\)に関して対称」ということは、\(\mathrm{B}\)は線分\(\mathrm{AC}\)の中点にあたる。 \(x=\dfrac{3+9}{2}=\dfrac{12}{2}=6\)、\(y=\dfrac{-2+4}{2}=\dfrac{2}{2}=1\) 点\(\mathrm{B}\)の座標は \((6,\ 1)\)
17
直線束の利用(交点を求めずに解く)

2直線 \(l_1:\ x+y-4=0\)、\(l_2:\ x-y-2=0\) の交点と、点 \((0,\ 0)\) を通る直線の方程式を \(y=ax+b\) の形で求めよ。

\(a=\)  \(b=\)
解説を見る
交点を通る直線は \((x+y-4)+k(x-y-2)=0\) と表せる。 点 \((0,\ 0)\) を通るので代入すると \((0+0-4)+k(0-0-2)=0 \to -4-2k=0 \to k=-2\) これを戻して整理する。 \((x+y-4)-2(x-y-2)=0\) \(x+y-4-2x+2y+4=0\) \(-x+3y=0\) \(y=\dfrac{1}{3}x\)(検算:\(l_1,\ l_2\)の交点は連立方程式から\((3,\ 1)\)で、\(y=\frac{1}{3}\times3=1\)と一致する)
18
円外の点から引いた2本の接線

点 \((0,\ 10)\) から円 \(x^2+y^2=25\) に引いた2本の接線の傾きを求めよ(コンマ区切りで両方入力)。

傾き
解説を見る
点 \((0,10)\) を通る直線は \(y=mx+10\)(\(y\)切片が\(10\))とおける。これを \(mx-y+10=0\) の形にして、中心 \((0,0)\) からの距離が半径 \(r=5\) に等しいとおく。 \(d=\dfrac{|10|}{\sqrt{m^2+1}}=5\) \(\sqrt{m^2+1}=2 \Rightarrow m^2+1=4 \Rightarrow m^2=3 \Rightarrow m=\pm\sqrt3\) 傾きは \(\sqrt3,\ -\sqrt3\)
19
2円の位置関係

円 \(x^2+y^2=16\)(中心 \((0,0)\)、半径 \(4\))と円 \((x-3)^2+(y-4)^2=1\)(中心 \((3,4)\)、半径 \(1\))について、中心間の距離\(d\)と、共通接線の本数を求めよ。

\(d=\)  共通接線の本数
解説を見る
中心間の距離 \(d=\sqrt{3^2+4^2}=\sqrt{25}=5\)。\(r_1+r_2=4+1=5\) なので \(d=r_1+r_2\)(外接)。 \(d=5\)、共通接線は3本(外接)
20
軌跡:距離の2乗の差が一定

2定点 \(\mathrm{A}(0,\ 0)\)、\(\mathrm{B}(10,\ 0)\) に対し、\(\mathrm{PA}^2-\mathrm{PB}^2=40\) を満たす点\(\mathrm{P}\)の軌跡を求めよ。直線 \(x=\) いくつになるか答えよ。

\(x=\)
解説を見る
\(\mathrm{P}(x,\ y)\) とおく。\(\mathrm{PA}^2=x^2+y^2\)、\(\mathrm{PB}^2=(x-10)^2+y^2\)。 \(\mathrm{PA}^2-\mathrm{PB}^2=x^2+y^2-\left[(x-10)^2+y^2\right]=x^2-(x^2-20x+100)=20x-100\) これが\(40\)に等しいので \(20x-100=40 \to 20x=140 \to x=7\) (\(y\)は式に現れないので、軌跡は\(y\)がすべての実数を取り得る直線になる。「距離の2乗の差が一定」なら直線、「和が一定」なら円になることに注目。) 軌跡は直線 \(x=7\)
21
領域における1次式の最大値・最小値

連立不等式 \(x \ge 0\)、\(y \ge 0\)、\(x+3y \le 12\)、\(3x+y \le 12\) の表す領域において、\(x+y\) の最大値と最小値を求めよ。

最大値  最小値
解説を見る
まず領域の頂点をすべて求める。 \(x+3y=12\) と \(y=0\) の交点:\((12,\ 0)\)。ただし \(3x+y=36+0=36>12\) を満たさないので、この点は領域の頂点ではない。 \(3x+y=12\) と \(y=0\) の交点:\((4,\ 0)\)。\(x+3y=4\le12\) を満たすのでOK。 \(x+3y=12\) と \(3x+y=12\) の交点:\(y=12-3x\) を代入して \(x+3(12-3x)=12 \to x+36-9x=12 \to -8x=-24 \to x=3,\ y=3\)。交点 \((3,\ 3)\)。 \(x+3y=12\) と \(x=0\) の交点:\((0,\ 4)\)。\(3x+y=0+4=4\le12\) を満たすのでOK。 以上より頂点は \((0,0),\ (4,0),\ (3,3),\ (0,4)\)。それぞれで \(x+y\) の値を計算すると \((0,0)\to0\) \((4,0)\to4\) \((3,3)\to6\) \((0,4)\to4\) \(x=3,\ y=3\) のとき最大値 \(6\)、\(x=0,\ y=0\) のとき最小値 \(0\)
22
三角形の面積(点と直線の距離を利用)

三角形の頂点 \(\mathrm{A}(0,\ 0)\)、\(\mathrm{B}(6,\ 2)\)、\(\mathrm{C}(2,\ 8)\) について、辺ABを底辺としたときの高さ\(h\)(点Cと直線ABの距離)と、三角形の面積\(S\)を求めよ。

\(h=\)  \(S=\)
解説を見る
直線ABは、2点 \(\mathrm{A}(0,0),\ \mathrm{B}(6,2)\) を通るので傾き \(\dfrac{2}{6}=\dfrac{1}{3}\)、原点を通るので \(y=\dfrac{1}{3}x\)、一般形は \(x-3y=0\)。 \(h=\dfrac{|1\times2-3\times8|}{\sqrt{1^2+(-3)^2}}=\dfrac{|2-24|}{\sqrt{10}}=\dfrac{22}{\sqrt{10}}=\dfrac{22\sqrt{10}}{10}=\dfrac{11\sqrt{10}}{5}\) 底辺ABの長さは \(\sqrt{6^2+2^2}=\sqrt{40}=2\sqrt{10}\)(三平方の定理)。 \(S=\dfrac{1}{2}\times\text{底辺}\times h=\dfrac{1}{2}\times2\sqrt{10}\times\dfrac{11\sqrt{10}}{5}=\dfrac{1}{2}\times\dfrac{22\times10}{5}=\dfrac{1}{2}\times44\) 高さ \(h=\dfrac{11\sqrt{10}}{5}\)、面積 \(S=22\)
23
円と直線が接する条件

直線 \(y=2x+k\) が円 \((x-1)^2+(y-2)^2=5\) に接するとき、\(k\)の値を求めよ(コンマ区切りで両方入力)。

\(k=\)
解説を見る
直線を \(2x-y+k=0\) にする。中心 \((1,2)\) からの距離が半径 \(r=\sqrt5\) に等しいとおく。 \(d=\dfrac{|2\times1-2+k|}{\sqrt{2^2+(-1)^2}}=\dfrac{|k|}{\sqrt5}=\sqrt5\) \(|k|=\sqrt5\times\sqrt5=5\) \(k=5,\ -5\)
24
アポロニウスの円+最大距離

2定点 \(\mathrm{A}(0,\ 0)\)、\(\mathrm{B}(6,\ 0)\) に対し、\(\mathrm{PA}:\mathrm{PB}=2:1\) を満たす点\(\mathrm{P}\)の軌跡を求めよ。さらに、この軌跡上の点のうち、点 \(\mathrm{C}(20,\ 0)\) からの距離が最大となる点の座標と、そのときの距離を求めよ。

軌跡の中心 \((\) , \()\) 半径  最大となる点 \((\) , \()\) 距離
解説を見る
【軌跡】\(\mathrm{P}(x,\ y)\) とおく。\(\mathrm{PA}:\mathrm{PB}=2:1\) より \(\mathrm{PA}=2\mathrm{PB}\)、両辺2乗して \(\mathrm{PA}^2=4\mathrm{PB}^2\)。 \(x^2+y^2=4\left[(x-6)^2+y^2\right]\) 右辺展開:\(4(x^2-12x+36+y^2)=4x^2-48x+144+4y^2\) 移項して整理:\(x^2+y^2-4x^2+48x-144-4y^2=0 \to -3x^2+48x-3y^2-144=0\) \(-3\)で割って \(x^2-16x+48+y^2=0\)。平方完成して \((x-8)^2-64+48+y^2=0 \to (x-8)^2+y^2=16\) 軌跡は中心 \((8,\ 0)\)、半径 \(4\) の円。 【原点からではなくCからの最大距離】円の中心 \(\mathrm{O}'(8,0)\) から点 \(\mathrm{C}(20,0)\) までの距離は \(20-8=12\)。円周上の点でCから最も遠いのは、C・中心・その点が一直線上に並び、中心よりさらに遠い側にある点。中心から見てCと反対方向(\(x\)軸負の方向)に半径分だけ進んだ点だから、 その点は \((8-4,\ 0)=(4,\ 0)\)。距離は \(\mathrm{O}'\mathrm{C}+r=12+4=16\)。 (検算:\((4-8)^2+0^2=16\) で確かに円上の点になっている。) 軌跡は中心 \((8,\ 0)\)、半径 \(4\) の円。点Cから最も遠い点は \((4,\ 0)\)、そのときの距離は \(16\)
25
総合:軌跡→円と直線の位置関係(章の総仕上げ)

2定点 \(\mathrm{A}(0,\ 0)\)、\(\mathrm{B}(0,\ 8)\) に対し、\(\mathrm{PA}:\mathrm{PB}=1:3\) を満たす点\(\mathrm{P}\)の軌跡を求めよ。また、その軌跡と直線 \(y=x+2\) の共有点の個数を求めよ。

軌跡の中心 \((\) , \()\) 半径  共有点の個数
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【軌跡】\(\mathrm{P}(x,\ y)\) とおく。\(\mathrm{PA}:\mathrm{PB}=1:3\) より \(\mathrm{PB}=3\mathrm{PA}\)、両辺2乗して \(\mathrm{PB}^2=9\mathrm{PA}^2\)。 \(\mathrm{PA}^2=x^2+y^2\)、\(\mathrm{PB}^2=x^2+(y-8)^2\) \(x^2+(y-8)^2=9(x^2+y^2)\) 左辺展開:\(x^2+y^2-16y+64\) 右辺展開:\(9x^2+9y^2\) 左辺\(-\)右辺\(=0\):\(x^2+y^2-16y+64-9x^2-9y^2=0 \to -8x^2-8y^2-16y+64=0\) \(-8\)で割って \(x^2+y^2+2y-8=0\)。\(y\)について平方完成:\(x^2+(y+1)^2-1-8=0 \to x^2+(y+1)^2=9\) 軌跡は中心 \((0,\ -1)\)、半径 \(3\) の円。 【円と直線の共有点】直線 \(y=x+2\) を一般形にすると \(x-y+2=0\)。中心 \((0,-1)\) からこの直線までの距離を求める。 \(d=\dfrac{|0-(-1)+2|}{\sqrt{1^2+(-1)^2}}=\dfrac{3}{\sqrt2}=\dfrac{3\sqrt2}{2}\) \(\dfrac{3\sqrt2}{2}\approx2.12<3=r\) なので、直線は円と2点で交わる。 軌跡は中心 \((0,\ -1)\)、半径 \(3\) の円。直線 \(y=x+2\) との共有点は2個
記述チャレンジ

答えだけでなく「なぜそうなるか」を文章と式で書く練習。模範解答と見比べて、書き方の型を身につけよう。

記1

点に座標を与えることで、内分点・重心・対称点のような「点の位置」の性質から、線分の垂直二等分線、円の方程式までもが、同じ「2点間の距離」という1つの考え方の上に統一的に扱えるようになる。2点 \(\mathrm{A}(1,\ 1)\)、\(\mathrm{B}(9,\ 7)\) を例にとり、(1)距離\(\mathrm{AB}\)、(2)線分ABの垂直二等分線の方程式、(3)Aを中心としBを通る円の方程式、の3つが、それぞれどのように「距離」という同じ考え方から導かれるかを説明せよ。

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(1) 距離\(\mathrm{AB}\)は、2点間の距離の公式にそのまま代入すれば求まる。 \(\mathrm{AB}=\sqrt{(9-1)^2+(7-1)^2}=\sqrt{8^2+6^2}=\sqrt{64+36}=\sqrt{100}=10\) (2) 垂直二等分線とは「AとBから等しい距離にある点\(\mathrm{P}(x,\ y)\)の集まり」のことである。つまり条件は\(\mathrm{PA}=\mathrm{PB}\)であり、これは距離の公式を2回使って等式を作ることに他ならない。両辺を2乗すると \((x-1)^2+(y-1)^2=(x-9)^2+(y-7)^2\) を整理すればよい。左辺を展開すると\(x^2-2x+1+y^2-2y+1\)、右辺を展開すると\(x^2-18x+81+y^2-14y+49\)となり、左辺から右辺を引いて整理すると \(16x+12y-128=0\) \(4x+3y-32=0\) すなわち\(y=-\dfrac{4}{3}x+\dfrac{32}{3}\)となる(これは中点\((5,\ 4)\)を通り、ABの傾き\(\frac{6}{8}=\frac{3}{4}\)の逆数の符号違い\(-\frac{4}{3}\)を傾きにもつ直線であり、傾きだけで作った場合と一致する)。 (3) Aを中心としBを通る円は「中心Aから円周までの距離が常に一定」という円の定義そのものであり、その一定の距離とは、円周上の点であるBまでの距離、つまり(1)で求めた\(\mathrm{AB}=10\)である。よって半径は\(10\)であり、円の方程式は \((x-1)^2+(y-1)^2=100\) このように、(1)は距離の公式を1回使うだけ、(2)は距離の公式を2回使って等式(PA=PB)を作る、(3)は距離の公式で求めた値をそのまま半径として使う——という違いはあっても、根っこにあるのは常に同じ「2点間の距離の公式」である。 距離AB\(=10\)。垂直二等分線は\(y=-\dfrac{4}{3}x+\dfrac{32}{3}\)。Aを中心としBを通る円は\((x-1)^2+(y-1)^2=100\)。いずれも2点間の距離の公式を土台にしている。
記2

2定点 \(\mathrm{A}(2,\ 3)\)、\(\mathrm{B}(8,\ 11)\) を結ぶ線分ABの垂直二等分線の方程式を求めよ。さらに、この直線が円 \((x-5)^2+(y-2)^2=20\) から切り取る弦の長さを、中心・弦の中点・弦の端点でできる直角三角形に三平方の定理を使って求めよ。

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まず垂直二等分線を求める。線分ABの中点は \(\left(\dfrac{2+8}{2},\ \dfrac{3+11}{2}\right)=(5,\ 7)\) ABの傾きは \(\dfrac{11-3}{8-2}=\dfrac{8}{6}=\dfrac{4}{3}\) なので、垂直な傾きは \(-\dfrac{3}{4}\)。 中点\((5,\ 7)\)を通り傾き\(-\frac{3}{4}\)の直線は \(y-7=-\dfrac{3}{4}(x-5)\) \(y=-\dfrac{3}{4}x+\dfrac{15}{4}+7=-\dfrac{3}{4}x+\dfrac{43}{4}\) 両辺を4倍して整理すると、一般形は \(3x+4y-43=0\)。 次に、この直線が円 \((x-5)^2+(y-2)^2=20\)(中心\(\mathrm{C}(5,\ 2)\)、半径\(r=\sqrt{20}=2\sqrt5\))から切り取る弦の長さを求める。まず中心Cと直線の距離\(d\)を求める。 \(d=\dfrac{|3\times5+4\times2-43|}{\sqrt{3^2+4^2}}=\dfrac{|15+8-43|}{5}=\dfrac{20}{5}=4\) 弦の両端を\(\mathrm{P},\ \mathrm{Q}\)とし、弦の中点を\(\mathrm{M}\)とすると、\(\mathrm{CM}\)は弦に垂直(円の中心から弦へ引いた垂線は弦を2等分する)なので、\(\triangle\mathrm{CMP}\)は\(\angle\mathrm{M}=90°\)の直角三角形になる。斜辺\(\mathrm{CP}\)は半径\(r\)、1辺\(\mathrm{CM}\)は中心と直線の距離\(d\)だから、三平方の定理より \(\mathrm{MP}^2=\mathrm{CP}^2-\mathrm{CM}^2=r^2-d^2=20-16=4\) \(\mathrm{MP}=\sqrt4=2\) 弦の長さ\(\mathrm{PQ}\)は\(\mathrm{MP}\)の2倍(Mは弦の中点なので)だから \(\mathrm{PQ}=2\times\mathrm{MP}=2\times2=4\) 垂直二等分線は \(y=-\dfrac{3}{4}x+\dfrac{43}{4}\)(\(3x+4y-43=0\))。円から切り取る弦の長さは \(4\)。
共通テスト形式チャレンジ

大問1 目標時間 8分/配点 20点

花子さんの住む町内会では、2つの避難所 \(\mathrm{A}(1,\ 4)\)、\(\mathrm{B}(5,\ 6)\)(座標の単位はkm)から等しい距離にある地点に、新しい掲示板を設置する計画を立てている。さらに、避難所Aを中心とした半径5kmの範囲には、災害時の警戒区域が設定されている。次の会話を読んで、あとの問いに答えよ。

花子「掲示板の位置Pは、AとBから等しい距離にある地点の集まり、つまり軌跡の上にあるようにしたいです。」
太郎「\(\mathrm{P}(x,\ y)\)とおいて、\(\mathrm{PA}=\mathrm{PB}\)の条件をそのまま式にしてみよう。」
(1)

\(\mathrm{PA}^2=\mathrm{PB}^2\) の関係から、この軌跡の方程式を求めると \[ y=\boxed{\text{ア}}x+\boxed{\text{イウ}} \] となる(\(\boxed{\text{ア}}\) は符号もつけて入力)。

ア イウ
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\(\mathrm{P}(x,\ y)\) とおく。\(\mathrm{PA}^2=(x-1)^2+(y-4)^2\)、\(\mathrm{PB}^2=(x-5)^2+(y-6)^2\)。 \(\mathrm{PA}^2\)を展開:\(x^2-2x+1+y^2-8y+16=x^2+y^2-2x-8y+17\) \(\mathrm{PB}^2\)を展開:\(x^2-10x+25+y^2-12y+36=x^2+y^2-10x-12y+61\) \(\mathrm{PA}^2=\mathrm{PB}^2\) より \(-2x-8y+17=-10x-12y+61\) \(8x+4y-44=0\)、両辺を4で割って \(2x+y-11=0\) \(y=-2x+11\)
(2)

太郎「この掲示板の位置は、Aを中心とする半径5kmの警戒区域の境界線(円)と交わるところに立てたら目立ちそうだね。」

(1)で求めた直線と、円 \((x-1)^2+(y-4)^2=25\) の共有点の個数を求めよ。

共有点の個数 個
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円の中心 \((1,4)\)、半径 \(5\)。直線 \(2x+y-11=0\)(\(a=2,\ b=1,\ c=-11\))からこの中心までの距離を求める。 \(d=\dfrac{|2\times1+1\times4-11|}{\sqrt{2^2+1^2}}=\dfrac{|2+4-11|}{\sqrt5}=\dfrac{5}{\sqrt5}=\sqrt5\) \(\sqrt5\approx2.24<5=r\) なので、直線は円と2点で交わる。 共有点は2個
(3)

(2)の共有点の座標を、\(x\)座標が小さい方から順に求めよ。1つ目の点 \((\boxed{\text{オ}},\ \boxed{\text{カ}})\)、2つ目の点 \((\boxed{\text{キ}},\ \boxed{\text{ク}})\)。

オ カ キ ク
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(1)の \(y=-2x+11\) を、円 \((x-1)^2+(y-4)^2=25\) に代入する。 \((x-1)^2+(-2x+11-4)^2=25\) \((x-1)^2+(-2x+7)^2=25\) \((x^2-2x+1)+(4x^2-28x+49)=25\) \(5x^2-30x+50=25\) \(5x^2-30x+25=0\)、両辺を5で割って \(x^2-6x+5=0\) \((x-1)(x-5)=0\) より \(x=1\) または \(x=5\) \(x=1\) のとき \(y=-2\times1+11=9\) \(x=5\) のとき \(y=-2\times5+11=1\) 共有点の座標は \((1,\ 9)\) と \((5,\ 1)\)

大問2 目標時間 8分/配点 20点

花子さんの学校の文化祭では、クッキーとマフィンの2種類のお菓子を作って販売する。クッキー1個には小麦粉1(単位)とバター2(単位)を、マフィン1個には小麦粉2(単位)とバター1(単位)を使う。用意できる材料は、小麦粉が10単位、バターが8単位までである。クッキーを\(x\)個、マフィンを\(y\)個作るとする(\(x\ge0\)、\(y\ge0\))。次の会話を読んで、あとの問いに答えよ。

先生「材料の使用量から、\(x,\ y\)が満たす連立不等式を作ってみよう。」
花子「小麦粉とバター、それぞれの合計使用量が上限を超えないようにすればいいですね。」
(1)

材料の制約から、\(x,\ y\)が満たすべき連立不等式は、\(x\ge0\)、\(y\ge0\)に加えて \[ x+\boxed{\text{ア}}y \le \boxed{\text{イウ}}\text{(小麦粉)、}\quad \boxed{\text{エ}}x+y \le \boxed{\text{オ}}\text{(バター)} \] である。

ア イウ エ オ
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小麦粉の合計使用量は、クッキー\(x\)個で\(1\times x\)、マフィン\(y\)個で\(2\times y\)なので、合計\(x+2y\)。これが上限\(10\)以下だから \(x+2y\le10\)。 バターの合計使用量は、クッキー\(x\)個で\(2\times x\)、マフィン\(y\)個で\(1\times y\)なので、合計\(2x+y\)。これが上限\(8\)以下だから \(2x+y\le8\)。 \(x+2y\le10\)(小麦粉)、\(2x+y\le8\)(バター)
(2)

クッキー1個の利益は300円、マフィン1個の利益は400円である。利益の合計を\(S\)円とするとき、この領域で\(S\)を最大にする\(x,\ y\)の値と、そのときの\(S\)の値を求めよ。

\(x=\) \(y=\) \(S=\)
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領域の頂点をすべて求める。 \(2x+y=8\) と \(y=0\) の交点:\((4,\ 0)\)。\(x+2y=4\le10\) を満たすのでOK。 \(x+2y=10\) と \(x=0\) の交点:\((0,\ 5)\)。\(2x+y=5\le8\) を満たすのでOK。 \(x+2y=10\) と \(2x+y=8\) の交点:\(y=8-2x\) を代入して \(x+2(8-2x)=10 \to x+16-4x=10 \to -3x=-6 \to x=2,\ y=4\)。交点 \((2,\ 4)\)。 頂点は \((0,0),\ (4,0),\ (2,4),\ (0,5)\)。利益 \(S=300x+400y\) をそれぞれで計算すると \((0,0)\to0\) \((4,0)\to1200\) \((2,4)\to600+1600=2200\) \((0,5)\to0+2000=2000\) 最大は \((2,4)\) のときの \(2200\)円。 \(x=2,\ y=4\) のとき利益は最大値 \(2200\)円
(3)

先生「実は材料費の見直しで、クッキー1個の利益が300円から200円に変わりました。マフィンの利益400円は変わりません。」

この場合の利益 \(S'\) の最大値を求めよ。

\(S'\)の最大値
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(2)で求めた4つの頂点 \((0,0),\ (4,0),\ (2,4),\ (0,5)\) は変わらない。新しい利益 \(S'=200x+400y\) をそれぞれで計算する。 \((0,0)\to0\) \((4,0)\to800\) \((2,4)\to400+1600=2000\) \((0,5)\to0+2000=2000\) \((2,4)\)と\((0,5)\)の2つの頂点で、ともに\(2000\)円という同じ値になった。これは偶然ではない。目的の式\(200x+400y=k\)を直線とみると傾きは\(-\dfrac{1}{2}\)であり、これは頂点\((2,4)\)と\((0,5)\)を結ぶ境界線の傾き\(\dfrac{5-4}{0-2}=-\dfrac{1}{2}\)とちょうど一致している。目的の直線が領域の境界線の1辺とぴったり平行になったため、その辺上のどの点でも同じ最大値をとる。 利益 \(S'\) の最大値は \(2000\)円(\((x,y)=(2,4)\)と\((0,5)\)のどちらでも実現する)