空間座標と空間ベクトルの成分表示
平面では \(x,y\) の2つの軸だったが、空間では原点 \(O\) から互いに直交する \(x,y,z\) の3本の軸を考える。点の位置は \((x,\ y,\ z)\) の3つの数の組で表される。ベクトルも同じように、成分が3つの組になるだけで、考え方は平面のときと全く変わらない。
\(\overrightarrow{AB} = (b_1-a_1,\ b_2-a_2,\ b_3-a_3)\) (=終点の座標 − 始点の座標。平面のときと同じ引き算のルール)
大きさ(長さ)も、平面での三平方の定理をそのまま3成分に拡張するだけでよい。
\(\vec{a} = (a_1,\ a_2,\ a_3)\) のとき \(|\vec{a}| = \sqrt{a_1^2+a_2^2+a_3^2}\)
例題1 2点 \(A(1,2,3)\)、\(B(4,6,15)\) について、\(\overrightarrow{AB}\) の成分と大きさを求めよ。
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例題2 \(\vec{a} = (2,-1,2)\) の大きさ \(|\vec{a}|\) を求めよ。
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空間の内積・なす角
内積の計算も、成分どうしをかけて足すだけで平面と全く同じ。成分が1つ増えて3項の和になるだけだと考えよう。
\(\vec{a}=(a_1,a_2,a_3)\)、\(\vec{b}=(b_1,b_2,b_3)\) のとき \(\vec{a}\cdot\vec{b} = a_1b_1+a_2b_2+a_3b_3\)
\(\cos\theta = \dfrac{\vec{a}\cdot\vec{b}}{|\vec{a}||\vec{b}|}\) 垂直条件:\(\vec{a}\perp\vec{b} \iff \vec{a}\cdot\vec{b}=0\)
例題1 \(\vec{a}=(1,1,0)\)、\(\vec{b}=(1,0,1)\) のなす角 \(\theta\) を求めよ。
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例題2 \(\vec{a}=(1,2,-2)\)、\(\vec{b}=(2,-1,0)\) は垂直であるかどうか調べよ。
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空間の位置ベクトル(内分点・重心)
ここが今回いちばん覚えやすいポイント。内分点や重心の公式は、平面のときと形が完全に同じ。各成分ごとに同じ計算をすればよいだけなので、新しく覚え直す必要はない。
\(\vec{p} = \dfrac{n\vec{a}+m\vec{b}}{m+n}\) (成分ごとに同じ式を当てはめる)
\(\vec{g} = \dfrac{\vec{a}+\vec{b}+\vec{c}}{3}\) (3頂点の成分をそれぞれ足して3で割るだけ)
例題1 \(A(1,2,3)\)、\(B(4,-1,6)\) について、線分ABを \(2:1\) に内分する点Mの座標を求めよ。
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例題2 \(A(2,0,1)\)、\(B(0,4,3)\)、\(C(4,2,-1)\) を頂点とする三角形の重心Gの座標を求めよ。
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空間図形の方程式(球面)
空間の中では、平面も \(ax+by+cz=d\) という形の方程式で表せる(詳しい扱いは発展学習に譲る)。ここでは、平面図形の「円」を空間に拡張した球面の方程式を扱う。円の方程式 \((x-a)^2+(y-b)^2=r^2\) に、\(z\) 成分の項を1つ足すだけでよい。
\((x-a)^2+(y-b)^2+(z-c)^2 = r^2\)
円のときと同じく、展開された形の方程式が与えられたら平方完成をして中心と半径を読み取る。
例題1 中心 \((1,-2,3)\)、半径 \(4\) の球面の方程式を書け。
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例題2 方程式 \(x^2+y^2+z^2-4x+2y-6z+5=0\) が表す球面の中心と半径を求めよ。
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答えを入力して「採点」を押すと○×が出るぞ。分数は「-1/2」のように入力。
わからないときは「解説を見る」で解き方を確認しよう。
2点 \(A(2,-1,3)\)、\(B(5,4,-2)\) について、\(\overrightarrow{AB}\) の成分を求めよ。
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\(\vec{a}=(3,4,12)\) の大きさ \(|\vec{a}|\) を求めよ。
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\(\vec{a}=(1,-2,2)\) の大きさ \(|\vec{a}|\) を求めよ。
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\(\vec{a}=(2,1,-1)\)、\(\vec{b}=(1,3,2)\) のとき、\(\vec{a}\cdot\vec{b}\) を求めよ。
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\(\vec{a}=(1,1,1)\)、\(\vec{b}=(1,-1,1)\) のとき、\(\vec{a}\cdot\vec{b}\) を求めよ。
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2点 \(A(0,0,0)\)、\(B(2,-3,6)\) の距離 \(|\overrightarrow{AB}|\) を求めよ。
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\(\vec{a}=(1,1,0)\)、\(\vec{b}=(1,0,1)\) のなす角 \(\theta\) を求めよ。
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\(\vec{a}=(2,-1,3)\)、\(\vec{b}=(4,2,t)\) が垂直であるとき、\(t\) の値を求めよ。
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2点 \(A(1,0,-2)\)、\(B(7,6,4)\) について、線分ABを \(1:2\) に内分する点Pの座標を求めよ。
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2点 \(A(3,-2,5)\)、\(B(-1,4,1)\) の中点Mの座標を求めよ。
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\(A(2,0,1)\)、\(B(0,4,3)\)、\(C(4,2,-1)\) を頂点とする三角形の重心Gの座標を求めよ。
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方程式 \((x+1)^2+(y-2)^2+z^2=16\) が表す球面の中心の座標と半径を求めよ。
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\(\vec{a}=(3,1,2)\)、\(\vec{b}=(1,2,-1)\) のとき、\(|\vec{a}-\vec{b}|\) を求めよ。
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方程式 \(x^2+y^2+z^2-2x+4y-6z+5=0\) が表す球面の中心の座標と半径を求めよ。
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\(\vec{v}=(x,y,1)\) が \(\vec{a}=(1,2,-1)\)、\(\vec{b}=(2,-1,3)\) の両方に垂直であるとき、\(x,y\) の値を求めよ。
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点Pが \(z\)軸上にあり、2点 \(A(1,2,2)\)、\(B(3,0,4)\) から等距離であるとき、Pの \(z\)座標を求めよ。(\(P(0,0,t)\) とおく)
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ここから先はPDF限定の腕試し。四面体・平面上の条件・空間内の最短距離など、入試の基礎レベルに挑戦しよう。
4点 \(A(1,2,3)\)、\(B(3,0,-1)\)、\(C(-1,4,5)\)、\(D(3,2,1)\) を頂点とする四面体ABCDの重心Gの座標を求めよ。(4頂点の位置ベクトルの平均になることは、三角形の重心が3頂点の平均になることと同じ考え方)
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3点 \(A(1,1,1)\)、\(B(3,2,0)\)、\(C(2,4,-1)\) の定める平面上に点 \(D(2,k,-4)\) があるとき、\(k\) の値を求めよ。(\(\overrightarrow{AD}=s\overrightarrow{AB}+t\overrightarrow{AC}\) を満たす実数 \(s,t\) が存在することが、Dが平面ABC上にある条件)
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点Pが \(P(t)=(1+2t,\ -t,\ 2t)\)(\(t\) は実数)で表される直線上を動くとき、点 \(Q(6,0,4)\) との距離 \(|PQ|\) の最小値と、そのときの \(t\) の値を求めよ。(\(|PQ|^2\) を \(t\) の2次関数とみて、平方完成で最小値を求める)
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点 \(Q(1,2,11)\) から、球面 \((x-1)^2+(y-2)^2+(z-1)^2=9\) 上の点までの距離の最小値を求めよ。
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4点 \(O(0,0,0)\)、\(A(4,0,0)\)、\(B(0,4,0)\)、\(C(0,0,4)\) を頂点とする四面体OABCの重心をGとする。Gの座標と、\(|OG|\) を求めよ。