確率の定義
起こりうる場合が全部で \(n(U)\) 通りあり、そのうち事柄Aが起こる場合が \(n(A)\) 通りあるとき、Aの起こる確率は次の式で求める。
\[ P(A) = \dfrac{n(A)}{n(U)} \]ここで \(U\) は「起こりうるすべての場合」を集めたもので全事象という。この式が使えるのは、\(U\) に含まれるどの一つの場合も同じ程度に起こりやすいとき、つまり同様に確からしいときに限られる。
具体例として、さいころ2個を同時に投げる場合を考えよう。1個目・2個目それぞれ6通りなので、全事象は \(6 \times 6 = 36\) 通り。この36通りはすべて同様に確からしい。次の表は、1個目の目(縦)と2個目の目(横)から、目の和を一覧にしたもの。
| 1つ目\2つ目 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
| 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
例題1 さいころ2個を同時に投げるとき、目の和が9になる確率を求めよ。
解答を見る
順列・組合せを使う確率
玉・くじ・カードなど、場合の数が多くて樹形図や表では数えきれないときは、前ページまでの順列 \(nP_r\)・組合せ \(nC_r\) を使って \(n(U)\) と \(n(A)\) を求める。求め方は「確率」だからといって特別なことはなく、いつも通り場合の数を数えて割るだけ。
例題2 赤玉3個、白玉2個が入った袋から同時に2個を取り出すとき、2個とも赤玉である確率を求めよ。
解答を見る
例題3 男子2人、女子5人の合計7人から2人を選ぶとき、男女が1人ずつ選ばれる確率を求めよ。
解答を見る
余事象を使う確率
「少なくとも1つは○○」という事象は、直接数えようとすると場合分けが多くて大変なことが多い。こういうときは、Aが起こらない場合(余事象)を考えて、全体の1から引くと簡単に求まる。
\[ P(A) = 1 - P(\overline{A}) \]例題4 赤玉5個、白玉2個が入った袋から同時に3個を取り出すとき、少なくとも1個は白玉である確率を求めよ。
解答を見る
和事象と排反
2つの事象A、Bの少なくとも一方が起こる事象を和事象 \(A \cup B\) という。一般には次の式(和事象の確率の公式)で求める。
\[ P(A \cup B) = P(A) + P(B) - P(A \cap B) \]もしAとBが同時には起こらないなら、\(A \cap B\) は空(\(n(A\cap B)=0\))なので、公式は単純な足し算になる。この関係を排反という。
\[ A,\ B\text{が排反のとき}\quad P(A \cup B) = P(A) + P(B) \]例題5 1から20までの整数から1つ選ぶとき、2の倍数または3の倍数である確率を求めよ。
解答を見る
例題6 赤玉3個、白玉2個、青玉4個の合計9個が入った袋から1個取り出すとき、赤玉または白玉である確率を求めよ。
解答を見る
答えを入力して「採点」を押すと○×が出るぞ。分数は「1/6」のように入力。
わからないときは「解説を見る」で解き方を確認しよう。
さいころを1個投げるとき、3の倍数の目が出る確率を求めよ。
解説を見る
さいころ2個を同時に投げるとき、目の和が7になる確率を求めよ。
解説を見る
さいころ2個を同時に投げるとき、出た目の差の絶対値が2になる確率を求めよ。
解説を見る
赤玉4個、白玉1個が入った袋から1個取り出すとき、白玉である確率を求めよ。
解説を見る
1から10までの数字が1つずつ書かれた10枚のカードから1枚引くとき、素数が書かれている確率を求めよ。
解説を見る
52枚のトランプから1枚引くとき、ハートである確率を求めよ。
解説を見る
当たりくじ3本、はずれくじ7本の合計10本の中から1本引くとき、当たる確率を求めよ。
解説を見る
硬貨を2枚同時に投げるとき、表がちょうど1枚だけ出る確率を求めよ。
解説を見る
赤玉4個、白玉3個が入った袋から同時に2個取り出すとき、2個とも赤玉である確率を求めよ。
解説を見る
赤玉4個、白玉3個が入った袋から同時に2個取り出すとき、赤玉と白玉が1個ずつである確率を求めよ。
解説を見る
男子4人、女子3人の合計7人から3人を選ぶとき、女子がちょうど1人選ばれる確率を求めよ。
解説を見る
1から9までの数字が1つずつ書かれた9枚のカードから同時に2枚引くとき、2枚とも偶数である確率を求めよ。
解説を見る
当たりくじ2本、はずれくじ5本の合計7本から同時に2本引くとき、2本とも当たる確率を求めよ。
解説を見る
赤玉5個、白玉4個の合計9個が入った袋から同時に3個取り出すとき、少なくとも1個は白玉である確率を求めよ。
解説を見る
さいころ2個を同時に投げるとき、少なくとも一方が偶数の目である確率を求めよ。
解説を見る
当たりくじ4本、はずれくじ6本の合計10本から同時に3本引くとき、少なくとも1本は当たる確率を求めよ。
解説を見る
1から20までの整数から1つ選ぶとき、3の倍数または5の倍数である確率を求めよ。
解説を見る
52枚のトランプから1枚引くとき、絵札(J,Q,K)またはハートである確率を求めよ。
解説を見る
男子4人、女子2人の合計6人が1列に並ぶとき、女子2人が隣り合う確率を求めよ。
解説を見る
A,B,Cの3人が1回じゃんけんをするとき、あいこ(引き分け)になる確率を求めよ。
解説を見る
ここから先はPDF限定の腕試し。じゃんけん・完全順列・包除原理など、入試の基礎レベルに挑戦しよう。
A,B,Cの3人が1回じゃんけんをするとき、ちょうど2人が勝つ(1人だけが負ける)確率を求めよ。
解説を見る
4人A,B,C,Dが、飲み会の前と同じ席にはもう一度座らないように、4つの席にランダムに座り直す。このとき、4人全員が自分の元の席とは違う席に座る確率を求めよ。(元の席をそれぞれA,B,C,Dの席とする)
解説を見る
1から100までの整数から1つ選ぶとき、3の倍数でも5の倍数でもない確率を求めよ。
解説を見る
1から9までの数字が1つずつ書かれた9枚のカードから同時に2枚を取り出すとき、2枚の数字の和が5の倍数になる確率を求めよ。
解説を見る
さいころを3回投げるとき、少なくとも1回は6の目が出る確率を求めよ。