整式の割り算(筆算の手順)
整数の割り算では \(23 = 7 \times 3 + 2\)(割られる数=割る数×商+余り)のように書けた。整式でもまったく同じ考え方が成り立つ。整式 \(A\) を整式 \(B\) で割ったときの商を \(Q\)、余りを \(R\) とすると、次の等式がいつでも成り立つ。
\[A = BQ + R\] ただし、余り \(R\) の次数は割る式 \(B\) の次数より低い(\(B\) が1次式なら \(R\) は定数、\(B\) が2次式なら \(R\) は1次以下)。
筆算の手順は次の4ステップの繰り返し。整数の割り算の筆算と同じ感覚でできる。
例題1 \(x^3 - 2x^2 + 3x - 5\) を \(x - 1\) で割った商と余りを求めよ。
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例題2 \(2x^3 + x^2 - 3\) を \(x + 2\) で割った商と余りを求めよ。
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割り算の等式の利用
\(A = BQ + R\) という等式は、割り算を最後まで実行しなくても「検算」や「逆算」に使える便利な道具。使い方は主に2つ。
使い方2:割り切れる条件から未知の係数を決める 「余りが0」(割り切れる)という条件は、実際に割り算をして出てきた余りの式を0とおくことで、未知の定数の値を決定できる。
例題1 整式 \(A\) を \(x - 3\) で割ると商が \(x^2 + 2x - 1\)、余りが \(4\) であるという。\(A\) を求めよ。
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例題2 整式 \(x^3 + ax - 4\) が \(x - 2\) で割り切れるように、定数 \(a\) の値を求めよ。また、そのときの商も求めよ。
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分数式の約分・乗除
分数式(分子・分母が整式の式)も、数の分数とまったく同じ規則で計算できる。約分は「分子・分母を因数分解して、共通因数を消す」だけ。乗法・除法も数のときと同じ手順でよい。
乗法 \(\dfrac{A}{B} \times \dfrac{C}{D} = \dfrac{AC}{BD}\)(先に約分できる因数を消してから掛けると計算が楽)
除法 \(\dfrac{A}{B} \div \dfrac{C}{D} = \dfrac{A}{B} \times \dfrac{D}{C}\)(割る式の分子・分母を入れ替えて掛け算にする)
*分母を0にする \(x\) の値は考えないものとする(これ以降のすべての分数式で共通)。
例題1 \(\dfrac{x^2+3x+2}{x^2-1}\) を約分せよ。
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例題2 \(\dfrac{x-2}{x+4} \times \dfrac{x+4}{x+1}\) を計算せよ。
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例題3 \(\dfrac{x^2-1}{x+3} \div \dfrac{x-1}{x+3}\) を計算せよ。
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分数式の加減(通分)
分母が違う分数式を足したり引いたりするには、数のときと同じく「通分」(分母をそろえる)が必要。分数式の通分では、まず分母を因数分解してから、必要な factor を分子・分母にかけて分母をそろえる。
例題1 \(\dfrac{3}{x+2} + \dfrac{5}{x+2}\) を計算せよ。
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例題2 \(\dfrac{1}{x+1} - \dfrac{1}{x-1}\) を計算せよ。
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例題3 \(\dfrac{2}{x-3} + \dfrac{1}{x^2-9}\) を計算せよ。
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答えを入力して「採点」を押すと○×が出るぞ。分数は「-1/2」のように入力。
わからないときは「解説を見る」で解き方を確認しよう。
\(x^3 - 5x^2 + 7x - 3\) を \(x - 1\) で割ったときの商を \(ax^2+bx+c\)、余りを \(R\) とするとき、\(a,\,b,\,c,\,R\) を求めよ。
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\(2x^3 + 3x^2 - 4\) を \(x + 2\) で割ったときの商を \(ax^2+bx+c\)、余りを \(R\) とするとき、\(a,\,b,\,c,\,R\) を求めよ。
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\(x^3 + 2x^2 - x + 5\) を \(x^2 - x + 1\) で割ったときの商を \(px+q\)、余りを \(rx+s\) とするとき、\(p,\,q,\,r,\,s\) を求めよ。
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\(\dfrac{x^2-x-6}{x^2-9}\) を約分すると \(\dfrac{ax+b}{cx+d}\) の形になる。\(a,\,b,\,c,\,d\) を求めよ。
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\(\dfrac{x+3}{x-2} \times \dfrac{x-2}{x+5}\) を計算すると \(\dfrac{ax+b}{cx+d}\) の形になる。\(a,\,b,\,c,\,d\) を求めよ。
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\(\dfrac{x^2-4}{x+3} \div \dfrac{x-2}{x+3}\) を計算すると \(ax+b\) の形になる。\(a,\,b\) を求めよ。
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\(\dfrac{1}{x+3} + \dfrac{2}{x-1}\) を計算すると \(\dfrac{ax+b}{x^2+cx+d}\) の形になる。\(a,\,b,\,c,\,d\) を求めよ。
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整式 \(A\) を \(x + 2\) で割ると商が \(x^2 - 3x + 5\)、余りが \(-1\) であるという。\(A = x^3 + ax^2 + bx + c\) とするとき、\(a,\,b,\,c\) を求めよ。
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整式 \(x^3 - 2x^2 + kx - 6\) が \(x - 3\) で割り切れるとき、定数 \(k\) の値と、そのときの商 \(x^2+ax+b\) の \(a,\,b\) を求めよ。
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\(\dfrac{x^2-1}{x^2-4} \times \dfrac{x-2}{x+1}\) を計算すると \(\dfrac{ax+b}{cx+d}\) の形になる。\(a,\,b,\,c,\,d\) を求めよ。
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\(\dfrac{x^2+2x}{x-3} \div \dfrac{x+2}{x^2-9}\) を計算すると \(ax^2+bx+c\) の形になる。\(a,\,b,\,c\) を求めよ。
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\(\dfrac{3}{x-1} - \dfrac{2}{x+2}\) を計算すると \(\dfrac{ax+b}{x^2+cx+d}\) の形になる。\(a,\,b,\,c,\,d\) を求めよ。
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\(\dfrac{x+1}{x-2} + \dfrac{3x-1}{x-2}\) を計算すると \(\dfrac{ax+b}{cx+d}\) の形になる。\(a,\,b,\,c,\,d\) を求めよ。
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\(\dfrac{2x^2-x-1}{2x^2+x-3}\) を約分すると \(\dfrac{ax+b}{cx+d}\) の形になる。\(a,\,b,\,c,\,d\) を求めよ。
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整式 \(P(x)\) を \(x^2 - 1\) で割ると商が \(x + 2\)、余りが \(3x + 1\) であるという。\(P(x) = x^3 + ax^2 + bx + c\) とするとき \(a,\,b,\,c\) を求めよ。さらに、この \(P(x)\) を \(x - 1\) で割った余り \(R\) を求めよ(実際に割り算をすること)。
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\(\dfrac{x}{x+1} - \dfrac{2}{x-1}\) を計算すると \(\dfrac{ax^2+bx+c}{x^2+d}\) の形になる。\(a,\,b,\,c,\,d\) を求めよ。
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\(x^4 - 3x^3 + 2x^2 + x - 5\) を \((x-1)(x-2)\) で割ったときの商を \(ax^2+bx+c\)、余りを \(px+q\) とするとき、\(a,\,b,\,c,\,p,\,q\) を求めよ。
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\(\dfrac{x^2-5x+6}{x^2-1} \times \dfrac{x+1}{x-3}\) を計算すると \(\dfrac{ax+b}{cx+d}\) の形になる。\(a,\,b,\,c,\,d\) を求めよ。
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ここから先はPDF限定の腕試し。部分分数分解や繁分数式など、入試の基礎レベルに挑戦しよう。
\(\dfrac{1}{x(x+2)}\) を \(\dfrac{a}{x} + \dfrac{b}{x+2}\) の形に分けたい。\(a,\,b\) を求めよ。
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\(\dfrac{1}{n(n+1)} = \dfrac{1}{n} - \dfrac{1}{n+1}\) という関係を利用して、\(\dfrac{1}{1\cdot2} + \dfrac{1}{2\cdot3} + \dfrac{1}{3\cdot4}\) の値を求めよ。
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\(\dfrac{2x+1}{x(x+1)}\) を \(\dfrac{a}{x} + \dfrac{b}{x+1}\) の形に分けたい。\(a,\,b\) を求めよ。
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\(\dfrac{1+\dfrac{1}{x}}{1-\dfrac{1}{x}}\) を簡単にすると \(\dfrac{ax+b}{cx+d}\) の形になる。\(a,\,b,\,c,\,d\) を求めよ。
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\(\dfrac{\dfrac{1}{x+1}+\dfrac{1}{x-1}}{\dfrac{1}{x+1}-\dfrac{1}{x-1}}\) を簡単にすると \(ax\) の形になる。\(a\) を求めよ。