y = a^x のグラフ
前ページで指数を実数全体に拡張したので、\(y = a^x\)(\(a > 0,\ a \neq 1\))はすべての実数 \(x\) に対して値が決まる関数になる。これを指数関数と呼ぶ。グラフの形は、底 \(a\) が1より大きいか小さいかで真逆になる。
\(0 < a < 1\) のとき 右に行くほど0に近づいていく(単調減少)。\(x \to +\infty\) で \(y \to 0\)。
どちらの場合もグラフは必ず点 \((0,\ 1)\) を通り、\(y\) の値は常に正(\(y > 0\))。x軸(\(y=0\))が漸近線になる。
「底が同じでも \(a\) の大きさで形が変わる」「\(x=0\) のとき必ず \(y=1\)」という2点が、この先の計算・グラフ判断すべての土台になる。
指数の大小比較
指数関数は \(a > 1\) なら単調増加、\(0 < a < 1\) なら単調減少。この「単調性」を使うと、いちいち値を計算しなくても指数の大小だけで元の値の大小がわかる。底が異なるときは、まず底をそろえてから指数を比べる。
\(a > 1\) : 指数が大きいほど値も大きい(例:\(2^3 < 2^5\))
\(0 < a < 1\) : 指数が大きいほど値は小さい(例:\(\left(\dfrac{1}{3}\right)^{-1} > \left(\dfrac{1}{3}\right)^{2}\))
底が違うとき まず同じ底の累乗になおしてから、上のルールで比較する。
例題1 \(5^2\) と \(5^{-3}\) の大小を比較せよ。
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例題2 \(\left(\dfrac{1}{3}\right)^{-1}\) と \(\left(\dfrac{1}{3}\right)^{2}\) の大小を比較せよ。
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例題3 \(8^2\) と \(4^4\) の大小を、底をそろえて比較せよ。
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指数方程式
\(2^x = 8\) のような方程式は、右辺も左辺と同じ底の累乗になおして「指数どうしを比較する」のが基本。指数関数 \(y=a^x\) は \(a^p = a^q \iff p = q\) が成り立つ(1つの \(x\) に1つの \(y\) しか対応しないグラフだから)。
例題1 \(2^x = 8\) を解け。
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例題2 \(9^x = 27\) を解け。
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例題3 \(4^x - 3 \cdot 2^x - 4 = 0\) を解け。
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指数不等式(向きに注意!)
不等式も方程式と同じく底をそろえてから指数を比較する。ただし、底が0と1の間だと不等号の向きが逆転することに注意。STEP2で確認した「単調増加・単調減少」がそのまま効いてくる。
\(a > 1\)(増加関数) → 不等号の向きはそのまま:\(p < q\)
\(0 < a < 1\)(減少関数) → 不等号の向きが逆転する:\(p > q\)
底が1より大きい場合
例題 \(2^x > 8\) を解け。
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底が0と1の間の場合
例題 \(\left(\dfrac{1}{2}\right)^x < \dfrac{1}{16}\) を解け。
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手順2 底が1より大きいか、0と1の間かを確認する
手順3 底が1より大きければ向きはそのまま、0と1の間なら向きを逆転させて指数の不等式を解く
答えを入力して「採点」を押すと○×が出るぞ。分数は「3/2」のように入力。大小比較は最大のものの記号(ア・イ・ウ)を答えよう。
\(2^x = 16\) を解け。
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\(3^x = \dfrac{1}{9}\) を解け。
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\(5^x = 1\) を解け。
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次のうち大きいのはどちらか。記号で答えよ。 ア:\(2^3\) イ:\(2^5\)
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次のうち大きいのはどちらか。記号で答えよ。 ア:\(\left(\dfrac{1}{2}\right)^2\) イ:\(\left(\dfrac{1}{2}\right)^{-1}\)
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\(4^x = 8\) を解け。
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\(2^x > 16\) の解は \(x > \Box\) の形になる。\(\Box\) に入る数を答えよ。
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\(9^x = 27\) を解け。
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\(\left(\dfrac{1}{3}\right)^x = 9\) を解け。
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次の3つのうち最大のものはどれか。記号で答えよ。 ア:\(3^{-2}\) イ:\(3^{0}\) ウ:\(3^{1}\)
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次のうち大きいのはどちらか。記号で答えよ。底をそろえて比較すること。 ア:\(8^2\) イ:\(4^4\)
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\(\left(\dfrac{1}{2}\right)^x < \dfrac{1}{8}\) の解は \(x > \Box\) の形になる。\(\Box\) に入る数を答えよ。
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\(3^x \le 81\) の解は \(x \le \Box\) の形になる。\(\Box\) に入る数を答えよ。
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\(4^x - 2 \cdot 2^x - 8 = 0\) を解け。
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次の3つのうち最大のものはどれか。記号で答えよ。 ア:\(2^7\) イ:\(4^4\) ウ:\(8^2\)
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\(25^x - 6 \cdot 5^x + 5 = 0\) を解け。解が2つあるときはコンマ区切りで入力せよ。
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\(9^x - 4 \cdot 3^x + 3 < 0\) を解け。解は \(\Box_1 < x < \Box_2\) の形になる。
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\(\left(\dfrac{1}{4}\right)^x \ge 32\) の解は \(x \le \Box\) の形になる。\(\Box\) に入る数を答えよ。
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ここから先はPDF限定の腕試し。\(t=2^x\) のおきかえを使った2次関数の最大・最小に挑戦しよう。
\(y = 4^x - 2^{x+1} + 3\) の最小値を求めよ。
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\(y = 4^x + 4^{-x} - 2(2^x + 2^{-x}) + 1\) の最小値を求めよ。
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ある培養液の中の菌の数は、はじめ100匹で、1時間ごとに2倍に増えていく。\(x\) 時間後の菌の数を \(y\) 匹とすると \(y = 100 \cdot 2^x\) と表せる。菌の数が3200匹を初めて超えるのは何時間後か。整数で答えよ。
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実数 \(x,\ y\) が \(2^x + 2^y = 8\) を満たすとき、\(x+y\) の最大値を求めよ。
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\(-1 \le x \le 3\) のとき、\(y = 4^x - 4 \cdot 2^x + 7\) の最大値・最小値を求めよ。