因数定理で3次方程式を解く
3次以上の方程式は、見ただけではパッと解けない。そこで使うのが因数定理:\(P(k)=0\) となる \(k\) が1つ見つかれば、\(P(x)\) は \(x-k\) を因数にもつ。3次式なら「1次×2次」に分解でき、あとは2次方程式の解の公式で仕上げられる。
例題1 \(x^3-4x^2+x+6=0\) を解け。
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例題2 \(2x^3+x^2-5x+2=0\) を解け。(最高次の係数が1でない場合)
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虚数解をもつ高次方程式
因数定理で1つの解を見つけて1次式をくくり出したあと、残った2次式の判別式が負なら、そこから虚数解が出てくる。実数係数の3次方程式では「実数解が1個、残り2個は共役な虚数解」というパターンがとてもよく出る。
例題 \(x^3-x^2+4x-4=0\) を解け。
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1の3乗根とω(オメガ)
\(x^3=1\) の解を考えよう。実数の中では \(x=1\) しかなさそうに見えるが、複素数の範囲まで広げると、他に2つの虚数解がある。この虚数解の1つを \(\omega\)(オメガ)と名づけると、入試でもよく使う便利な性質が手に入る。
\(x^3=1\)、すなわち \(x^3-1=0\) を解け。
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この2つの虚数解のうち、どちらか一方を \(\omega\) とする(ふつうは \(\omega=\dfrac{-1+\sqrt{3}i}{2}\) の方を選ぶ)。すると、もう一方の解は自動的に \(\omega^2\) になっている(実際に2乗して確かめられる)。この \(\omega\) について、次の2つの性質がセットで使える。
\(\omega^2+\omega+1=0\)(\(x^2+x+1=0\) の解だから)
\(\omega^3=1\)(\(x^3=1\) の解だから)
例題 \(\omega\) を \(x^3=1\) の虚数解の1つとするとき、\(\omega^5+\omega^4+1\) の値を求めよ。
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実数係数の方程式と共役解
STEP2の例題で、虚数解が \(2i\) と \(-2i\)(=共役な複素数のペア)でセットになって出てきたことに気づいただろうか。これは偶然ではなく、係数がすべて実数の方程式にかぎって成り立つ性質だ。
この性質を使うと、複素数の解を1つ教えてもらうだけで、実数係数の方程式の残りの解をすべて決めることができる。
例題 \(x^3-5x^2+11x-15=0\) の解の1つが \(1+2i\) であるとき、他の解をすべて求めよ。
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答えを入力して「採点」を押すと○×が出るぞ。解が複数あるときは小さい順にコンマ区切りで入力しよう(例:-2,1,3)。実数解と虚数解の両方があるときは実数解だけを入力し、虚数解は「解説を見る」で確認しよう。
\(x^3-6x^2+11x-6=0\) を解け。
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\(x^3-2x^2-5x+6=0\) を解け。
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\(x^3+x^2-4x-4=0\) を解け。
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\(x^3-3x^2-4x+12=0\) を解け。
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\(x^3-7x+6=0\) を解け。
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\(2x^3-x^2-5x-2=0\) を解け。
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\(x^3+1=0\) を解け。
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\(x^3-x^2+x-1=0\) を解け。
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\(x^3+2x^2+x+2=0\) を解け。
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\(x^4-13x^2+36=0\) を解け。(\(y=x^2\) と置き換えるとよい)
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\(x^4-1=0\) を解け。
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\(3x^3-2x^2+3x-2=0\) を解け。
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\(x^4-2x^3-7x^2+8x+12=0\) を解け。
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\(x^3-4x^2+6x-4=0\) を解け。
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\(\omega\) を \(x^3=1\) の虚数解の1つとするとき、\(\omega^{10}+\omega^5+1\) の値を求めよ。
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\(x^4-3x^3+3x^2+3x-4=0\) を解け。
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ここから先はPDF限定の腕試し。ωの計算と、複素数の解から係数を決定する問題に挑戦しよう。
\(\omega\) を \(x^3=1\) の虚数解の1つとするとき、\(\omega^{2024}+\omega^{1012}+1\) の値を求めよ。
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\(\omega\) を \(x^3=1\) の虚数解の1つとするとき、\((1+\omega)(1+\omega^2)\) の値を求めよ。
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\(x^3+ax^2+bx+4=0\)(\(a,\ b\) は実数の定数)の解の1つが \(1+i\) であるとき、\(a,\ b\) の値と、他の実数解を求めよ。
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\(x^3+ax^2+bx+c=0\)(\(a,\ b,\ c\) は実数の定数)の解の1つが \(2-i\) であり、他の解の1つが \(3\) であるとき、\(a,\ b,\ c\) の値を求めよ。
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\(2x^3+ax^2+bx+10=0\)(\(a,\ b\) は実数の定数)の解の1つが \(1+2i\) であるとき、\(a,\ b\) の値と、他の実数解を求めよ。