平方完成とはなにか
\(y = x^2 + 6x + 7\) のような式(一般形)のままでは、グラフの頂点がどこにあるかひと目ではわからない。これを \(y = a(x-p)^2 + q\) の形(頂点の形)に書きかえれば、頂点の座標が \((p,\ q)\) だと直接読み取れるようになる。この書きかえ作業を平方完成と呼ぶ。
グラフの形(放物線そのもの)は変わらない。式の見た目を変えて、頂点が読み取れるようにするだけ。
前のページで学んだ「平行移動」の考え方と平方完成はつながっている。\(y=(x-p)^2+q\) は \(y=x^2\) を \(x\) 軸方向に \(p\)、\(y\) 軸方向に \(q\) だけ平行移動したグラフだったね。平方完成は、どんな2次式もこの形に整理して、頂点や最大・最小を扱いやすくするための基本技術。次のページ以降のグラフの描き方や最大・最小の単元でも、平方完成ができることが大前提になる。
\(x^2\) の係数が1のとき(基本の手順)
\(x^2 + bx\) の部分は、\(x\) の係数 \(b\) を半分にして2乗した数を足して引けば、\((x+\square)^2\) の形に変形できる。この「半分にして2乗」がすべての土台になる。
手順2 その数を式に足し、同じ数を引く(式全体の値は変わらない)
手順3 \((x+\square)^2\) の形にまとめ、残った定数どうしを合体させる
例題1 \(y = x^2 + 6x + 7\) を平方完成し、頂点を求めよ。
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例題2 \(y = x^2 - 4x + 9\) を平方完成し、頂点を求めよ。
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\(x^2\) の係数が1でないとき
\(a \ne 1\) のときは、まず \(x^2\) の項と \(x\) の項を \(a\) でくくり出す。カッコの中だけをSTEP2と同じ手順で平方完成し、最後にカッコの外へ数を分配して整理する。
手順2 カッコの中で、\(x\) の係数(\(\dfrac{b}{a}\))の半分の2乗を足し引きする
手順3 カッコの中を \((x+\square)^2 - \square\) にまとめ、外に出ていた \(a\) を分配してから定数をまとめる
例題1 \(y = 2x^2 - 8x + 5\) を平方完成し、頂点を求めよ。
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例題2 \(y = -3x^2 + 6x - 1\) を平方完成し、頂点を求めよ。
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係数が分数のとき・検算のすすめ
\(x\) の係数が奇数だったり、\(a\) が分数だったりしても、やることはまったく同じ。分数の計算が増えるだけなので、あわてず1行ずつ丁寧に進めよう。仕上げに「展開してもとの式に戻るか」を確かめる検算をすれば、計算ミスにその場で気づける。
例題1 \(y = x^2 + 5x + 2\) を平方完成し、頂点を求めよ。(\(x\) の係数が奇数)
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例題2 \(y = \dfrac{1}{2}x^2 + 2x - 1\) を平方完成し、頂点を求めよ。(\(a\) が分数)そのあと検算せよ。
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平方完成して、頂点の座標を求めよう。\(x\)座標欄と\(y\)座標欄は別々に入力する。分数は「-1/2」のように入力。
わからないときは「解説を見る」で解き方を確認しよう。
\(y = x^2 + 4x + 1\) を平方完成し、頂点の座標を求めよ。
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\(y = x^2 - 6x + 7\) を平方完成し、頂点の座標を求めよ。
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\(y = x^2 + 2x - 5\) を平方完成し、頂点の座標を求めよ。
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\(y = x^2 - 8x + 10\) を平方完成し、頂点の座標を求めよ。
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\(y = x^2 + 10x + 21\) を平方完成し、頂点の座標を求めよ。
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\(y = x^2 - 2x - 8\) を平方完成し、頂点の座標を求めよ。
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\(y = x^2 + 8x + 5\) を平方完成し、頂点の座標を求めよ。
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\(y = x^2 - 10x + 20\) を平方完成し、頂点の座標を求めよ。
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\(y = 2x^2 - 4x + 7\) を平方完成し、頂点の座標を求めよ。
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\(y = -x^2 + 4x - 1\) を平方完成し、頂点の座標を求めよ。
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\(y = -2x^2 - 8x - 5\) を平方完成し、頂点の座標を求めよ。
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\(y = 3x^2 - 6x + 4\) を平方完成し、頂点の座標を求めよ。
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\(y = 2x^2 + 12x + 13\) を平方完成し、頂点の座標を求めよ。
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\(y = -3x^2 + 12x - 7\) を平方完成し、頂点の座標を求めよ。
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\(y = -x^2 - 2x + 4\) を平方完成し、頂点の座標を求めよ。
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\(y = 2x^2 - 12x + 19\) を \(y = a(x-p)^2+q\) の形に平方完成し、\(a\)・頂点の \(x\) 座標・\(y\) 座標を求めよ。
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\(y = \dfrac{1}{2}x^2 - 3x + 1\) を平方完成し、頂点の座標を求めよ。
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\(y = x^2 + 3x + 1\) を平方完成し、頂点の座標を求めよ。
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\(y = 2x^2 + 3x - 1\) を平方完成し、頂点の座標を求めよ。
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\(y = -x^2 + 5x - 3\) を平方完成し、頂点の座標を求めよ。
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ここから先はPDF限定の腕試し。教科書章末〜入試基礎レベルに挑戦しよう。
\(y = 0.1x^2 - x + 3\) を平方完成し、頂点の座標を求めよ。
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\(y = 2x^2 - 3x + 0.5\) を平方完成し、頂点の座標を求めよ。
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\(k\) を実数の定数とする。2次関数 \(y = x^2 + 2kx + 3\) を平方完成し、\(y\) の最小値を \(k\) を用いて表せ。また、そのときの \(x\) の値も \(k\) を用いて表せ。(式が答えなので入力欄はなし。解説で確認しよう)
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\(x + y = 10\) を満たす実数 \(x,\ y\) について、\(x^2 + y^2\) の最小値を求めよ。またそのときの \(x\) の値を求めよ(対称性より \(y\) も同じ値になる)。
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周の長さが \(24\ \mathrm{cm}\) の長方形がある。縦の長さを \(x\ \mathrm{cm}\)(ただし \(0 < x < 12\))として、面積 \(S\) を \(x\) の式で表し、平方完成して \(S\) の最大値を求めよ。またそのときの縦の長さを求めよ。