2次関数とは・\(y=ax^2\)のグラフ
2次関数の中でいちばんシンプルな形 \(y = ax^2\) から始めよう(\(a\) は \(0\) でない定数)。このグラフは「放物線」と呼ばれる、なめらかな谷型(または山型)の曲線になる。まずは \(a\) の値がグラフの形にどう影響するかを見てみよう。
\(a < 0\)(上に凸、口が下を向く) → 頂点がいちばん高い点
\(|a|\) が大きいほどグラフは細く急な形に、\(|a|\) が小さいほどグラフは横に広がった平べったい形になる。頂点はどの場合も原点 \((0,0)\)。
平行移動(上下・左右)
\(y = ax^2\) のグラフを、そのまま上下・左右にスライドさせる操作を「平行移動」という。上下の移動は直感どおりだが、左右の移動には符号のワナがあるので、ここは特に注意して読もう。
上下の平行移動:\(y=ax^2+q\)
\(y = ax^2\) に定数 \(q\) を足すと、グラフはそのまま y軸方向に \(q\) だけ平行移動する。\(q > 0\) なら上へ、\(q < 0\) なら下へ動く。頂点は \((0,0)\) から \((0,\ q)\) に移る。
例題1 \(y = x^2\) を \(y\) 軸方向に \(-4\) だけ平行移動した式を求めよ。
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左右の平行移動:\(y=a(x-p)^2\)(符号のワナ)
\(x\) 軸方向に \(p\) だけ平行移動すると、式の \(x\) がそのまま残るのではなく、\(x\) が \(x-p\) に置きかわる。つまり式は \(y = a(x-p)^2\) になる。ここが最大のワナで、たとえば \((x-3)^2\) はマイナスの符号がついているのに、実際には右へ3動いたグラフである。
例題2 \(y = x^2\) を \(x\) 軸方向に \(5\) だけ平行移動した式を求めよ。
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\(y=a(x-p)^2+q\)の頂点と軸
上下・左右の平行移動を両方組み合わせると \(y = a(x-p)^2+q\) の形になる。この形さえ見えれば、グラフをかかなくても頂点 \((p,\ q)\) と軸 \(x=p\) がすぐにわかる。
例題3 \(y = (x - 2)^2 + 1\) の頂点と軸を求めよ。
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例題4 \(y = -2(x + 3)^2 - 4\) の頂点と軸を求めよ。
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実際に \(a\)・\(p\)・\(q\) を動かして、頂点と軸がどう変わるか自分の手で確かめてみよう。
まとめ・対称移動
平行移動のほかに、グラフを鏡のように映す「対称移動」も基本操作として押さえておこう。
\(y\) 軸に関して対称移動:\(x\) の符号が反転する(\(x \to -x\))。\(y=f(x)\) が \(y=f(-x)\) になる。
原点に関して対称移動:\(x\) と \(y\) の符号がどちらも反転する。\(y=f(x)\) が \(y=-f(-x)\) になる。
答えを入力して「採点」を押すと○×が出るぞ。分数は「1/3」のように入力。
わからないときは「解説を見る」で解き方を確認しよう。
\(y = (x - 3)^2 + 2\) の頂点を求めよ。
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\(y = (x + 5)^2 - 1\) の頂点を求めよ。
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\(y = 3(x - 2)^2 + 4\) の頂点を求めよ。
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\(y = -(x - 6)^2 - 3\) の頂点を求めよ。
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\(y = (x + 1)^2\) の頂点を求めよ。
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\(y = x^2\)、\(y = \dfrac{2}{5}x^2\)、\(y = 6x^2\) のうち、グラフが最も細い(急な)ものはどれか。その \(a\) の値を答えよ。
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\(y = -4x^2\)、\(y = \dfrac{1}{3}x^2\)、\(y = -x^2\) のうち、グラフが最も平べったい(開いた)ものはどれか。その \(a\) の値を答えよ。
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\(y = 2x^2\) を \(x\) 軸方向に \(3\)、\(y\) 軸方向に \(-1\) だけ平行移動してできる関数の頂点を求めよ。
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問題8の移動後の関数 \(y=2(x-3)^2-1\) 上の点 \((3,\ -1)\) は、もとの関数 \(y=2x^2\) 上のどの点に対応するか。
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\(y = -(x + 1)^2 + 4\) の軸を求めよ。
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\(y = -(x + 1)^2 + 4\) の頂点を求めよ。
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\(y = (x - 2)^2 + 3\) を \(x\) 軸に関して対称移動してできる関数の頂点を求めよ。
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\(y = (x - 2)^2 + 3\) を \(y\) 軸に関して対称移動してできる関数の頂点を求めよ。
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\(y = (x - 2)^2 + 3\) を原点に関して対称移動してできる関数の頂点を求めよ。
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\(y = x^2\) を \(x\) 軸方向に \(2\)、\(y\) 軸方向に \(5\) だけ平行移動し、さらにその関数を \(x\) 軸方向に \(-4\)、\(y\) 軸方向に \(-3\) だけ平行移動した。最終的な頂点を求めよ。
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\(y = (x - 4)^2 + 7\) を \(x\) 軸方向に \(a\)、\(y\) 軸方向に \(b\) だけ平行移動すると \(y = x^2\) に重なった。\(a,\ b\) の値を求めよ。
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\(y = 2(x + 3)^2 - 5\) を \(x\) 軸に関して対称移動してできる関数の、頂点の \(y\) 座標を求めよ。
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2次関数 \(y = (x - p)^2 + q\) を原点に関して対称移動したところ、頂点が \((-2,\ -6)\) になった。\(p,\ q\) の値を求めよ。
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ここから先はPDF限定の腕試し。入試の基礎レベルに挑戦しよう。
\(y = 2x^2\) を、まず \(x\) 軸方向に \(-1\)、\(y\) 軸方向に \(3\) だけ平行移動し、その関数をさらに \(x\) 軸に関して対称移動する。最終的にできる関数の頂点を求めよ。
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\(y = 3(x - 1)^2 + 5\) のグラフを平行移動して \(y = 3(x + 2)^2 - 4\) のグラフに重ねたい。\(x\) 軸方向・\(y\) 軸方向にそれぞれいくつ平行移動すればよいか求めよ。
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\(y = 2(x - 3)^2 + 1\) のグラフと \(y = -2(x - 3)^2 + 1\) のグラフは、平行移動だけで重ねることができるか。理由とともに答えよ。
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\(t\) を実数の定数とし、2次関数 \(y = (x - t)^2 + 2t - 1\) のグラフを考える。\(t\) の値をいろいろに変えるとき、このグラフの頂点は、あるひとつの直線上を動く。その直線の式を \(y = ax + b\) の形(\(x,\ y\) は座標平面上の変数、\(t\) はパラメータ)で求めよ。
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\(y = (x - 2)^2 + 3\) のグラフに対して、操作T(\(x\) 軸方向に \(5\) だけ平行移動)と操作M(\(y\) 軸に関して対称移動)を考える。次の(A)(B)それぞれの順序で操作をしたとき、最終的な頂点を求めよ。
(A) 先にT、その後にMを行う。
(B) 先にM、その後にTを行う。