不等式の性質
方程式は「=」で両辺の値が等しいことを表すが、不等式は \(>,\ <,\ \ge,\ \le\) を使って「大小関係」を表す式だ。移項のルールは方程式とまったく同じだが、両辺に同じ数をかけたり割ったりするときだけ、注意が必要になる。
性質2(正の数をかける・割る) \(a<b\)、\(c>0\) ならば \(ac<bc\)、\(\dfrac{a}{c}<\dfrac{b}{c}\)(向きはそのまま)
性質3(負の数をかける・割る) \(a<b\)、\(c<0\) ならば \(ac>bc\)、\(\dfrac{a}{c}>\dfrac{b}{c}\)(向きが逆になる)
1次不等式の解き方
\(2x+1>7\) のように、\(x\) の1次式で表された不等式を「1次不等式」という。解き方は1次方程式とほぼ同じ手順で進められる。
例題1 \(3x-5>1\) を解け。
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例題2 \(5-2x>1\) を解け。(負の数で割るときに注意)
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連立不等式(共通範囲を求める)
2つ以上の不等式を同時に満たす \(x\) の範囲を求める問題を「連立不等式」という。それぞれの不等式を別々に解いてから、両方を同時に満たす部分(共通範囲)を数直線で見つけるのがコツだ。
\(x>\)◯ と \(x<\)△(◯\(<\)△)
→ 共通範囲は ◯\(<x<\)△ のような有限の範囲になる
\(x>\)◯ と \(x>\)△
→ 数が大きい方(条件がきびしい方)だけが残る
\(x>\)◯ と \(x<\)△(◯\(\ge\)△)
→ 重なる場所がない=解なし
例題3 次の連立不等式を解け。\(\begin{cases}x+3>0 \ \cdots\text{(1)}\\ 2x-5\le3 \ \cdots\text{(2)}\end{cases}\)
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例題4 次の連立不等式を解け。\(\begin{cases}2x+3>11 \ \cdots\text{(1)}\\ x+7<9 \ \cdots\text{(2)}\end{cases}\)
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文章題への応用
「合わせて〇個」「代金は〇円以内」のような条件を1次不等式に翻訳できれば、値段や個数の問題も同じ手順で解ける。文字でおいた量が整数(個数など)のときは、最後に整数の条件を確認するのを忘れないこと。
例題5 1個120円のりんごと1個80円のみかんを合わせて15個買い、代金の合計を1500円以内にしたい。りんごをできるだけ多く買うとき、りんごは最大何個まで買えるか。
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解が \(x>3\) の形になる問題は「x>3」のように入力しよう(\(\le\) は「x<=3」、\(\ge\) は「x>=3」のように <= や >= を使ってよい)。連立不等式は下の入力欄が2つに分かれている問題があるので、ア・イそれぞれに数だけを入力しよう。
わからないときは「解説を見る」で解き方を確認しよう。
\(2x+5>11\) を解け。
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\(3x-4\le8\) を解け。
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\(-x+2>5\) を解け。
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\(-3x-6\ge0\) を解け。
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\(4(x-1)<2x+6\) を解け。
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\(\dfrac{x}{2}-1\ge\dfrac{x-3}{3}\) を解け。
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\(2x-7>-3\) を満たす \(x\) のうち、最小の整数を求めよ。
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次の連立不等式を解け。\(\begin{cases}x-1\ge2\\ 2x+3\le13\end{cases}\) 解は \(\text{ア}\le x\le\text{イ}\) の形になる。
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次の連立不等式を解け。\(\begin{cases}x+6>1\\ 5x-3\le2x+15\end{cases}\) 解は \(\text{ア}<x\le\text{イ}\) の形になる。
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次の連立不等式を解け。\(\begin{cases}x-1\ge-4\\ 3x+2<11\end{cases}\) 解は \(\text{ア}\le x<\text{イ}\) の形になる。
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\(\dfrac{2x-1}{3}>\dfrac{x+4}{2}\) を解け。
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\(-\dfrac{1}{2}x+3<x-3\) を解け。
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\(3(2x-1)\le5x+4\) を満たす \(x\) のうち、最大の整数を求めよ。
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次の連立不等式を解け。\(\begin{cases}2x+7\ge-1\\ -3x+5\ge-13\end{cases}\) 解は \(\text{ア}\le x\le\text{イ}\) の形になる。
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次の連立不等式を解け。解がない場合は「解なし」と入力すること。\(\begin{cases}3x-5>13\\ -2x-1>-5\end{cases}\)
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\(\dfrac{3x+1}{4}-\dfrac{x-2}{2}\ge1\) を解け。
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\(2(x-3)-5(x-1)\le-4\) を解け。
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ある数 \(x\) の3倍から2を引いた数は、\(x\) に5を加えた数の2倍より小さい。このような \(x\) の範囲を求めよ。
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ここから先はPDF限定の腕試し。入試の基礎レベルに挑戦しよう。
1次不等式 \(x<a\)(\(a\) は定数)を満たす正の整数がちょうど5個であるとき、定数 \(a\) の値の範囲を求めよ。解は \(\text{ア}<a\le\text{イ}\) の形になる。
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\(a\) を定数とする。1次不等式 \((a-2)x>3\) を \(x\) について解け。
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1個150円のたい焼きと1個100円のたこ焼きを合わせて20個仕入れ、仕入れ総額を2400円以下にしたい。また、たい焼きは最低でも6個は仕入れたい。たい焼きは最大何個仕入れられるか。
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1個300円の部品Aと1個200円の部品Bを合わせて30個仕入れる。仕入れ総額を7000円以上8000円以下に抑えたいとき、部品Aの個数として考えられる範囲を求めよ。解は \(\text{ア}\le x\le\text{イ}\) の形になる(\(x\) は部品Aの個数)。
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家から駅までの道のりは3600mある。分速 \(x\) mで歩いて、この道のりを30分以内で歩きたい。\(x\) の満たす範囲を求めよ(ただし \(x>0\))。