実数の分類(有理数・無理数)
これまで扱ってきた整数や分数は、すべて「実数」という大きな仲間の一部。実数は、大きく有理数と無理数の2種類に分けられる。まずはこの分類をはっきりさせておこう。
整数、または分数 \(\dfrac{a}{b}\)(\(a,\ b\) は整数、\(b \neq 0\))の形で表せる数。
小数で表すと「有限小数」(途中で終わる)か「循環小数」(同じ並びがずっと繰り返す)のどちらかになる。
分数の形では表せない数。
小数で表すと、同じ並びが循環せずに無限に続く。
例:\(\sqrt{2},\ \sqrt{3},\ \sqrt{5},\ \pi\) など(根号の中が平方数にならない \(\sqrt{\ \ }\) は無理数)。
整数(\(\cdots,-2,-1,0,1,2,\cdots\))/有限小数(\(0.5,\ 0.125\) など)/循環小数(\(0.333\cdots,\ 0.454545\cdots\) など)――このどれも「分数で表せる」という一点でつながっている。
循環小数が本当に分数で表せることを確かめてみよう。コツは「同じ桁数だけずらして引き算し、循環部分を消してしまう」こと。
例題 \(0.\overline{6}\)(\(0.6666\cdots\))を分数で表せ。
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平方根の計算規則と簡約
根号(√)の計算には、覚えておくべきルールが2つだけある。これさえ押さえれば、どんな根号の式も整理できるようになる。
ルール2(2乗を外す) \(\sqrt{a^2} = |a|\)(\(a\) がマイナスでも根号を外すと必ずプラスになる)
この2つを使うと、根号の中に「平方数(4, 9, 16, 25, …のような2乗の数)」がかくれているとき、外に出して簡約できる。手順は「根号の中を(平方数)×(残りの数)に分解する」だけ。
例題1 \(\sqrt{72}\) を簡約せよ。
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例題2 \(\sqrt{20} + \sqrt{45}\) を計算せよ。
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分母の有理化
分母に根号が残っていると計算しづらいので、分母と分子に同じ数をかけて根号を分母から追い出す。これを「分母の有理化」という。分母の形によって、かける数が変わる。
分母が根号1つだけのとき
分母と同じ根号を分母・分子にかければよい。\(\sqrt{a}\times\sqrt{a}=a\) となって根号が消えることを利用する。
例題1 \(\dfrac{1}{\sqrt{7}}\) を有理化せよ。
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例題2 \(\dfrac{4}{\sqrt{2}}\) を有理化せよ。
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分母が2項(根号+数)のとき
分母が \(\sqrt{a}+b\) のような2項のときは、そのまま \(\sqrt{a}\) をかけても根号は消えない。ここで使うのが因数分解の公式 \((x+y)(x-y)=x^2-y^2\)。分母に「符号だけ変えた式(共役)」をかけると、2乗の差になって根号が消える。
例題3 \(\dfrac{1}{\sqrt{3}+\sqrt{2}}\) を有理化せよ。
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例題4 \(\dfrac{2}{\sqrt{6}+2}\) を有理化せよ。
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整数部分と小数部分
\(\sqrt{5}\) のような無理数は、電卓なしでは正確な小数値が分からない。でも「どの整数とどの整数の間にあるか」なら、2乗を比べるだけで簡単に分かる。これを利用するのが「整数部分・小数部分」の考え方。
例題 \(\sqrt{5}\) の整数部分と小数部分を求めよ。
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答えを入力して「採点」を押すと○×が出るぞ。根号は「√3」でも「sqrt3」でもOK。
有理化の問題は、結果を \(\dfrac{ア\sqrt{イ}+ウ}{エ}\) の形の4つの欄に分けて入力しよう(整数だけの答えは√の欄に1、+の欄に0のように入れればよい)。
\(\sqrt{12}\) を簡約せよ。
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\(\sqrt{45}\) を簡約せよ。
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\(\sqrt{8}\times\sqrt{2}\) を計算せよ。
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\(\sqrt{50} - \sqrt{8}\) を計算せよ。
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\(\dfrac{1}{\sqrt{3}}\) を有理化せよ。
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\(\dfrac{5}{\sqrt{5}}\) を有理化せよ。
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\(\sqrt{5}\) の整数部分を \(a\)、小数部分を \(b\) とする。\(a\) と \(b\) を求めよ。(\(b\) は式のまま入力)
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\(0.\overline{3}\)(\(0.3333\cdots\))を分数で表せ。
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\(\sqrt{180}\) を簡約せよ。
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\(\sqrt{48} + \sqrt{27}\) を計算せよ。
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\(\sqrt{98} - \sqrt{50} + \sqrt{8}\) を計算せよ。
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\(\dfrac{3}{2\sqrt{3}}\) を有理化せよ。
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\(\dfrac{1}{\sqrt{5}+2}\) を有理化せよ。
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\(\dfrac{3}{3-\sqrt{6}}\) を有理化せよ。
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\(\sqrt{7}\) の整数部分を \(a\)、小数部分を \(b\) とする。\(a\) と \(b\) を求めよ。
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\(0.\overline{45}\)(\(0.454545\cdots\))を分数で表せ(約分すること)。
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\(\sqrt{75} + \sqrt{27} - \sqrt{48}\) を計算せよ。
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\(\dfrac{\sqrt{2}}{\sqrt{6}-\sqrt{2}}\) を有理化せよ(約分すること)。
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\(\sqrt{15}\) の整数部分を \(a\) とするとき、\(a^2\) の値を求めよ。
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\(0.1\overline{6}\)(\(0.16666\cdots\))を分数で表せ(約分すること)。
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ここから先はPDF限定の腕試し。二重根号や対称式など、入試の基礎レベルに挑戦しよう。
\(\sqrt{5+2\sqrt{6}}\) の二重根号をはずして簡単にせよ。
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\(\sqrt{7-2\sqrt{10}}\) の二重根号をはずして簡単にせよ。
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\(x=\sqrt{3}+\sqrt{2}\)、\(y=\sqrt{3}-\sqrt{2}\) のとき、\(x^2+y^2\) と \(x^3+y^3\) の値を求めよ。
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\(\sqrt{7}\) の小数部分を \(a\) とするとき、\(a(a+4)\) の値を求めよ。
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\(\sqrt{11}\) の小数部分を \(a\) とするとき、\(a^2+6a\) の値を求めよ。