n進法の仕組み ― 位取りの意味
ふだん使っている\(10\)進法は、\(0\)から\(9\)までの\(10\)種類の数字を使い、右から「\(1\)の位」「\(10\)の位」「\(100\)の位」…と、位が上がるごとに\(10\)倍していく仕組みだった。n進法は、これを一般化したもの。\(0\)から\(n-1\)までの\(n\)種類の数字を使い、右から「\(1\)の位」「\(n\)の位」「\(n^2\)の位」…と、位が上がるごとに\(n\)倍していく。
使う数字:\(0,\ 1,\ \ldots,\ n-1\) の\(n\)種類(\(n\)そのものは1つの位では使わない)。
位の重み(右から):\(n^0=1,\ n^1=n,\ n^2,\ n^3,\ \ldots\)
例:\(2\)進法は数字\(0,1\)だけを使い、位の重みは \(1,2,4,8,16,\ldots\)。\(5\)進法は数字\(0,1,2,3,4\)を使い、位の重みは \(1,5,25,125,\ldots\)。
ある数を\(n\)進法で表すには、次の手順で「割って余りを並べる」。
1. その数を\(n\)で割り、商と余りを求める。
2. 商が\(0\)になるまで、商をさらに\(n\)で割ることを繰り返す。
3. 得られた余りを、最後に出たものから最初に出たものへの順(下から上へ)に並べると、n進法での表示になる。
例題1 \(13\)(\(10\)進法)を\(2\)進法で表せ。
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例題2 \(47\)(\(10\)進法)を\(5\)進法で表せ。
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基数\(n\)は\(2\)以上ならどんな整数でもよい。同じ数でも、何進法で表すかによって見た目はまったく違う形になる。
n進法→10進法 ― 各位×累乗の和
逆に、n進法で書かれた数を\(10\)進法に戻すには、各桁の数字にその位の重み(\(n\)の累乗)をかけて、すべて足し合わせればよい。
例題1 \(1101_{(2)}\) を\(10\)進法で表せ。
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例題2 \(302_{(4)}\) を\(10\)進法で表せ。
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n進法の小数
「n進点」(\(10\)進法での小数点にあたるもの)より右側の位は、\(n^{-1},\ n^{-2},\ n^{-3},\ldots\) という負の累乗の重みを持つ。整数部分と同じ考え方がそのまま使える。
例題1 \(0.101_{(2)}\) を\(10\)進法の小数で表せ。
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逆に\(10\)進法の小数をn進法の小数に直すには、小数部分に\(n\)を掛けて整数部分を取り出す、という操作を繰り返す。
例題2 \(0.375\) を\(2\)進法の小数で表せ。
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n進法の計算・桁数
n進法どうしの足し算は、\(10\)進法の筆算と同じ要領で計算できる。ただし「位が上がる(繰り上がる)」タイミングが\(10\)ではなく\(n\)になる点だけが違う。
例題1 \(1011_{(2)} + 110_{(2)}\) を計算せよ。
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n進法で表したときにちょうど\(k\)桁になる整数の範囲にも、はっきりした法則がある。
例題2 \(10\)進法の整数\(N\)を\(5\)進法で表すと、ちょうど\(3\)桁になるという。\(N\)の範囲を求めよ。
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答えを入力して「採点」を押すと○×が出るぞ。
わからないときは「解説を見る」で解き方を確認しよう。
\(1101_{(2)}\) を\(10\)進法で表せ。
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\(45\) を\(2\)進法で表せ。
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\(2034_{(5)}\) を\(10\)進法で表せ。
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\(100\) を\(5\)進法で表せ。
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\(212_{(3)}\) を\(10\)進法で表せ。
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\(23\) を\(3\)進法で表せ。
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\(1010101_{(2)}\) を\(10\)進法で表せ。
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\(200\) を\(2\)進法で表せ。
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\(3421_{(5)}\) を\(10\)進法で表せ。
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\(100\) を\(6\)進法で表せ。
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\(432_{(7)}\) を\(10\)進法で表せ。
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\(250\) を\(4\)進法で表せ。
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\(777_{(8)}\) を\(10\)進法で表せ。
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\(0.101_{(2)}\) を\(10\)進法の小数で表せ。
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\(0.75\) を\(2\)進法の小数で表せ。
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\(10\)進法の整数\(N\)を\(2\)進法で表すと、ちょうど\(6\)桁になるという。\(N\)としてありうる値の最小値と最大値を求めよ。
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ここから先はPDF限定の腕試し。n進法の考え方を、方程式・ゲーム・循環小数へと広げてみよう。
\(0\)でない1桁の整数\(a,\ b\)(\(a \ne b\))について、\(7\)進法で\(ab_{(7)}\)と表される数の桁を入れ替えて\(5\)進法で\(ba_{(5)}\)と表すと、同じ値になるという。\(a,\ b\)を求めよ。
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上皿てんびんがあり、分銅は片方の皿にだけ載せて重さを量る(分銅は自由に組み合わせてよい)。\(1\)kgから\(15\)kgまでのすべての整数の重さを量れるようにしたい。用意する分銅の個数を最も少なくするには、何kgの分銅をそれぞれ何個ずつ用意すればよいか。また、そのときの分銅の個数と重さの合計を求めよ。
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分数 \(\dfrac{1}{3}\) を\(2\)進法の小数で表すと循環小数になる。その循環節(くり返される数字の並び)の長さと、くり返される数字の並びを求めよ。
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\(10\)進法の整数\(N\)を\(2\)進法で表すとちょうど\(7\)桁になり、\(3\)進法で表すとちょうど\(4\)桁になるという。このような\(N\)の最小値・最大値と、あてはまる\(N\)の個数を求めよ。
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ある自然数を\(n\)進法で表すと\(52_{(n)}\)となり、これを\(10\)進法で表すと\(42\)であるという。\(n\)を求めよ。