角の二等分線と比
三角形ABCで、頂点Aから∠Aを2等分する半直線がBCと交わる点をDとすると、BDとDCの比は、AB と AC の比にぴったり一致する。これが「角の二等分線と比の定理」。
覚え方:二等分線を引いた頂点からの「隣り合う2辺の比」が、そのままBC上の分点の比になる。
例題 \(AB = 10,\ AC = 6,\ BC = 12\) の三角形で、∠Aの二等分線がBCと交わる点をDとする。BD, DCの長さを求めよ。
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重心 ─ 中線を2:1に内分する点
三角形の各頂点から、向かい合う辺の中点に引いた線分を「中線」という。3本の中線は必ず1点で交わり、その点を重心Gと呼ぶ。重心は、どの中線も頂点側から2:1に内分する。
重心の座標は、3頂点の座標の平均:\(G = \left(\dfrac{x_A+x_B+x_C}{3},\ \dfrac{y_A+y_B+y_C}{3}\right)\)
例題 三角形ABCの重心をGとする。頂点Aから辺BCの中点Mに引いた中線ADの長さが\(18\)のとき、AG, GMの長さを求めよ。
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内心 ─ 3辺までの距離が等しい点
三角形の3つの内角の二等分線は、必ず1点で交わる。その点を内心Iと呼び、内心は3辺すべてから等しい距離にある。だから内心を中心にして、3辺にちょうど接する円(内接円)が描ける。
例題 3辺が \(3,\ 4,\ 5\) の直角三角形の内接円の半径\(r\)を求めよ。
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外心 ─ 3頂点までの距離が等しい点
三角形の3辺それぞれの垂直二等分線は、必ず1点で交わる。その点を外心Oと呼び、外心は3頂点すべてから等しい距離にある。だから外心を中心にして、3頂点をすべて通る円(外接円)が描ける。
例題 3辺が \(3,\ 4,\ 5\) の直角三角形の外接円の半径\(R\)を求めよ。
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3つの「心」の整理
3本の中線の交点
各中線を2:1に内分
必ず三角形の内部
3つの内角の二等分線の交点
3辺までの距離が等しい(内接円の中心)
必ず三角形の内部
3辺の垂直二等分線の交点
3頂点までの距離が等しい(外接円の中心)
鋭角三角形なら内部、直角三角形なら斜辺の中点、鈍角三角形なら外部
ちなみに、各頂点から向かい合う辺(またはその延長)へ引いた3本の垂線も1点で交わることが知られていて、その点を垂心と呼ぶ。実は外心・重心・垂心の3点は必ず一直線上に並ぶ(この直線を「オイラー線」と呼ぶ)。詳しい証明は高校の範囲を超えるので、「へえ、そうなんだ」くらいに覚えておけば十分。
答えを入力して「採点」を押すと○×が出るぞ。分数は「3/4」、根号は「√5」または「sqrt5」のように入力。
わからないときは「解説を見る」で解き方を確認しよう。
三角形ABCで \(AB=6,\ AC=9,\ BC=10\)。∠Aの二等分線がBCと交わる点をDとするとき、BD, DCの長さを求めよ。
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三角形ABCで \(AB=9,\ AC=3,\ BC=8\)。∠Aの二等分線がBCと交わる点をDとするとき、BD, DCの長さを求めよ。
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三角形ABCで \(AB=12,\ AC=8,\ BC=15\)。∠Aの二等分線がBCと交わる点をDとするとき、BD, DCの長さを求めよ。
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三角形ABCの重心をGとする。中線AMについて \(AG=6\) のとき、GMの長さを求めよ。
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三角形ABCの重心をGとする。中線BNについて \(GN=7\) のとき、BGの長さを求めよ。
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三角形ABCの重心をGとする。中線AM(頂点Aから辺BCの中点Mまで)の長さが \(21\) のとき、AG, GMの長さを求めよ。
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三角形ABCで \(AB=7,\ AC=5,\ BC=9\)。∠Aの二等分線がBCと交わる点をDとするとき、BD, DCの長さを求めよ。
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三角形ABCで、∠Aの二等分線がBCと交わる点をDとする。\(BD=6,\ DC=4,\ AB=9\) のとき、ACの長さを求めよ。
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座標平面上に \(A(3,\ 9),\ B(0,\ 0),\ C(6,\ 0)\) をとる。三角形ABCの重心Gの座標を求めよ。
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3辺が \(6,\ 8,\ 10\) の直角三角形の内接円の半径\(r\)を求めよ。
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3辺が \(5,\ 12,\ 13\) の直角三角形の内接円の半径\(r\)を求めよ。
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3辺が \(9,\ 12,\ 15\) の直角三角形の外接円の半径\(R\)を求めよ。
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3辺が \(5,\ 12,\ 13\) の直角三角形の外接円の半径\(R\)を求めよ。
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三角形ABCの重心をGとする。中線BN(頂点Bから辺CAの中点Nまで)の長さが \(24\) のとき、BG, GNの長さを求めよ。
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三角形ABCで \(AB=8,\ AC=4,\ BC=10\)。∠Aの外角の二等分線が、辺BCの延長と交わる点をEとする(Eは辺BCの外側、C側の延長上にある)。CE, BEの長さを求めよ。
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三角形ABCで \(BC=6,\ \angle A = 30^\circ\)。この三角形の外接円の半径\(R\)を求めよ。
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1辺の長さが\(6\)の正三角形について、外接円の半径\(R\)と内接円の半径\(r\)をそれぞれ求めよ。
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三角形ABCで \(\angle B = 80^\circ,\ \angle C = 40^\circ\)。内心をIとするとき、\(\angle BIC\)の大きさを求めよ。
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ここから先はPDF限定の腕試し。二等分線の長さや複数の「心」を組み合わせた、入試の基礎レベルに挑戦しよう。
三角形ABCで \(AB=6,\ AC=9,\ BC=10\)。∠Aの二等分線がBCと交わる点をDとするとき、ADの長さを求めよ。
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座標平面上で、\(\angle B=90^\circ\)、\(AB=6,\ BC=8,\ CA=10\) の直角三角形ABCを、\(B(0,\ 0),\ A(0,\ 6),\ C(8,\ 0)\) となるように置く。このとき、重心Gと内心Iの間の距離GIを求めよ。
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三角形ABCで \(BC=8,\ \angle A=45^\circ,\ \angle B=60^\circ\)。この三角形の外接円の半径\(R\)と、辺CAの長さを求めよ。
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座標平面上で、\(\angle B=90^\circ\)、\(AB=9,\ BC=12,\ CA=15\) の直角三角形ABCを、\(B(0,\ 0),\ A(0,\ 9),\ C(12,\ 0)\) となるように置く。外心O、重心G、垂心Hをそれぞれ求め、OGとGHの長さを求めよ。
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三角形ABCの3辺が \(7,\ 8,\ 9\) であるとき、内接円の半径\(r\)、外接円の半径\(R\)、およびその比の値\(\dfrac{R}{r}\)を求めよ。