対数関数 \(y=\log_a x\) のグラフ
対数関数 \(y=\log_a x\) は、指数関数 \(y=a^x\) の逆関数。指数関数のグラフを直線 \(y=x\) に関して折り返す(\(x\) と \(y\) を入れ替える)と、そのまま対数関数のグラフになる。
逆関数の関係から、\(y=\log_a x\) のグラフの特徴が決まる。指数関数の値域(\(y>0\))が対数関数の定義域になり、指数関数の定義域(実数全体)が対数関数の値域になる。
定義域:\(x>0\)(真数は正でなければならない)/値域:実数全体
グラフは必ず点 \((1,\ 0)\) を通り、\(y\) 軸(\(x=0\))が漸近線になる
\(a>1\) のとき増加関数(\(x\) が大きいほど \(y\) も大きい)
\(0<a<1\) のとき減少関数(\(x\) が大きいほど \(y\) は小さい)
例題 \(y=\log_2 x\) のグラフにおいて、\(x=8\) のときの \(y\) の値を求めよ。
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対数方程式・不等式—真数条件を忘れずに
対数を含む方程式・不等式を解くときは、計算して \(x\) を求めるだけでは不十分。真数(log の中身)は必ず正でなければならないという条件(真数条件)を最初に確認し、最後に求めた \(x\) がその条件を満たすかを必ずチェックする。
方程式
例題1 \(\log_2(x-1) = \log_2(2x-5)\) を解け。
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例題2 \(\log_2 x + \log_2(x-2) = 3\) を解け。
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例題3 \((\log_2 x)^2 - \log_2 x^2 - 3 = 0\) を解け。
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不等式(底が1より大きいか、0と1の間かで向きが変わる)
\(0<a<1\)(減少関数)のとき \(\log_a f(x) < \log_a g(x)\) → \(f(x) > g(x)\)(向きが逆転)
どちらの場合も、真数条件(\(f(x)>0,\ g(x)>0\))は必ず確認する。
例題4 \(\log_2(x-1) < 2\) を解け。
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例題5 \(\log_{\frac{1}{2}}(x+1) > -2\) を解け。
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常用対数と桁数
底が10の対数を常用対数という(\(\log_{10} x\) を単に \(\log x\) と書くこともある)。常用対数を使うと、実際に計算しなくても巨大な数の桁数がわかる。
\(\log_{10}2=0.3010\) \(\log_{10}3=0.4771\) \(\log_{10}4=0.6021\) \(\log_{10}5=0.6990\)
\(\log_{10}6=0.7781\) \(\log_{10}7=0.8451\) \(\log_{10}8=0.9031\) \(\log_{10}9=0.9542\)
\(N\) が正の整数のとき、\(m \le \log_{10}N < m+1\)(\(m\) は整数)となる \(m\) が見つかれば、\(N\) は \(10^m \le N < 10^{m+1}\) の範囲にある数、つまり\(m+1\) 桁の数だとわかる。
例題 \(2^{30}\) の桁数を求めよ。ただし \(\log_{10}2=0.3010\) とする。
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手順2 \(m \le \log_{10}N < m+1\) となる整数 \(m\)(整数部分)を求める
手順3 桁数 \(= m+1\)
常用対数の応用—小数首位
逆に \(0<N<1\) のときは \(\log_{10}N\) は負の数になる。この場合は「\(N\) の小数第何位に初めて0でない数字が現れるか」を求めることができる。
例題 \(0.3^{10}\) は小数第何位に初めて0でない数字が現れるか求めよ。ただし \(\log_{10}3=0.4771\) とする。
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桁数の問題と同じ考え方で、\(\log_{10}N\) の小数部分(整数部分を引いた残り)が0.3010以上0.4771未満なら最高位の数字は2、というように最高位の数字も求められる(STEP3の基本値の表を使う)。
例題 \(2^{30}\) の最高位の数字を求めよ。(STEP3より \(\log_{10}2^{30}=9.030\))
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手順2 \(\log_{10}d \le s < \log_{10}(d+1)\) となる1桁の数 \(d\) を、STEP3の基本値の表と見比べて探す
手順3 その \(d\) が最高位の数字
答えを入力して「採点」を押すと○×が出るぞ。分数は「1/2」のように入力。\(\log_{10}2=0.3010,\ \log_{10}3=0.4771,\ \log_{10}4=0.6021,\ \log_{10}5=0.6990,\ \log_{10}6=0.7781,\ \log_{10}7=0.8451,\ \log_{10}8=0.9031,\ \log_{10}9=0.9542\) を使ってよい。
\(\log_2(x+3) = 3\) を解け。
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\(\log_3(2x-1) = \log_3 5\) を解け。
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\(\log_5(3x-2) = 2\) を解け。
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\(\log_2(x-2) < 3\) を解け。
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\(2^{10}\) の桁数を求めよ。
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\(3^5\) の桁数を求めよ。
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\(5^8\) の桁数を求めよ。
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\(\log_2 x + \log_2(x-2) = 3\) を解け。
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\((\log_3 x)^2 - \log_3 x^2 - 3 = 0\) を解け。(\(x\) の値をコンマ区切りで入力)
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\(\log_{\frac{1}{2}}(x+1) > -2\) を解け。
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\(6^{15}\) の桁数を求めよ。
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\(7^{20}\) の桁数を求めよ。
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\(2^{13}\) の最高位の数字を求めよ。
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\(3^7\) の最高位の数字を求めよ。
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\(\log_2(x-1) + \log_2(x+1) = 3\) を解け。
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\(\log_{\frac{1}{3}}(x-2) \ge -1\) を解け。
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\(12^{10}\) の桁数を求めよ。(\(12=4\times3\) と考え、\(\log_{10}4=0.6021\) を使う)
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\(2^{50}\) の桁数と最高位の数字を求めよ。
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ここから先はPDF限定の腕試し。常用対数を道具として使いこなす、入試の基礎レベルに挑戦しよう。
\(3^n\) が10桁の数となるような自然数 \(n\) をすべて求めよ。(複数ある場合はコンマ区切りで入力)
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\(0.3^n\) の値が初めて \(10^{-5}\) より小さくなるような自然数 \(n\) を求めよ。
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方程式 \(\log_3 x + \log_3(x-2) = 1\) の実数解の個数と、その解を求めよ。
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\(5^{100}\) と \(3^{150}\) はどちらが大きいか、常用対数を利用して比較せよ。(大きいほうを ア:\(5^{100}\) イ:\(3^{150}\) で答えよ)
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\(\dfrac{6^{40}}{2^{30}}\) の桁数を求めよ。